国防長官(2018年12月末で退任)
ジェームズ・マティス

誕生日: 1950年9月8日生 出身地: ワシントン州 経歴: スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員

アメリカ海兵隊の退役大将で、元アメリカ中央軍司令官。湾岸戦争やアフガニスタンでの対テロ作戦、イラク戦争などで前線の部隊を指揮した。戦歴の豊富さと敵対的な行動に対する強硬な姿勢などから、「狂犬」の異名をもつ。

主張・発言

「アフガニスタンで悪いやつを撃ち殺すことは、このうえなく楽しいことだ」。(2005年)

安全保障戦略のあり方を議論する議会上院の公聴会で証言に立ち、オバマ前政権の対応について「やっかいな出来事にいちいち反応するのをやめる必要がある」と述べた。(2015年1月)

中国を安全保障上の課題の1つに挙げ、「前向きな関係を保つ努力はよいことだが、もし中国が南シナ海などで強引な役回りを続けるようなら、これに対抗する力がある政策も併せ持たなければならない」と述べている。

アジア太平洋地域については、「同盟国の経済や領有権が中国の拒否的な力に支配されないようわれわれができることをすれば、それは全て歓迎されるだろう。われわれの軍事力が縮小するにつれ、強い同盟国の必要性はより明らかになっている」と述べた。