国家安全保障担当大統領補佐官(辞任)
マイケル・フリン

誕生日: 1958年12月生 出身地: ロードアイランド州 経歴: 元陸軍中将 元国防情報局長官

イラク戦争やアフガニスタンでの対テロ作戦に、アメリカ陸軍の情報将校として深く関わった。国防情報局長官に就任するが、上層部との確執などから2014年に任期途中で退役を迫られたとされている。それ以降、オバマ大統領を批判している。
大統領選挙では早くからトランプ氏を支持し、外交や安全保障政策のアドバイザーを務めた。2016年10月に来日した際、菅官房長官などと会談。
フリン氏の気質を疑問視する声もあり、安全保障問題担当の大統領補佐官に就任することに対し、一部からは懐疑的な見方もある。

主張・発言

イスラム過激派に対して厳しい姿勢を示している。これまでに、「イスラム教は世界の“がん”だ」と発言。
ツイッターにも「イスラム教徒に恐怖を感じるのは当然のことだ。このことを他の人にも広めてほしい」と投稿。(2016年2月)

「アメリカ最大の脅威は、イスラム過激派組織だ」と主張し、過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅に向けて軍事作戦を強化し、ロシアとも協力すべきだという考えを示した。
「日本は同盟国としてだけでなく世界のリーダーとしても極めて重要なパートナーで、これからも強固な関係を持ち続けていく」と述べ、日米同盟を重視する立場は変わらないとの見解を示す。(2016年7月)
トランプ氏が日本に対しアメリカ軍の駐留経費のさらなる負担を求める考えを示していることについて、「アメリカは20兆ドルの負債を抱えており、これまでのような活動は続けられない」と述べた。(2016年7月)