山崎悠麻やまざき　ゆま

山崎悠麻選手は東京都出身の33歳です。里見紗李奈選手とペアを組む女子ダブルスの車いすのクラスで世界ランキング1位、女子シングルスで車いすの障害が比較的軽いクラスでは世界ランキング3位です。ダブルスでは2人の息を合わせたローテーションが最大の持ち味で、競技経験が長くチェアワークにたけた山崎選手が守備のカバーを率先して担います。山崎選手は幼少期から中学までバドミントンを続けていましたが、高校1年の時に交通事故に遭って腰から下の感覚を失いました。社会人になったあと、2人の子どもを育てながら2014年に本格的に競技をはじめ、日本一を決める日本障がい者バドミントン選手権大会では大会創設以来、2020年で6連覇を果たすなど、この種目で日本の第一人者です。大会が1年延期される中、ウエイトトレーニングなどの体づくりに励んできました。東京パラリンピックではシングルスとダブルスの2種目でメダル獲得を目指しています。