村山浩むらやま　ひろし

村山浩選手は千葉県出身の47歳です。男子シングルス、車いすの障害が比較的重いクラスで世界ランキング10位、梶原大暉選手とペアを組む男子ダブルスでは世界ランキング3位です。村山選手の持ち味は相手コートの奥へ返球するハイクリアと呼ばれる正確なコントロールのショットです。34歳で免疫系の難病を発症して腰から下がほとんど動かせなくなりました。発症後、家族とともにバドミントンを楽しむようになったことがきっかでパラバドミントンに取り組むようになりました。2016年に国際大会で初優勝し、その後も世界の舞台で優勝を重ね、2020年に行われた日本一を決める日本障がい者バドミントン選手権大会では悲願の初優勝を果たしました。また、地元の千葉県内でパラバドミントンチームの代表を務め、競技の普及活動にも取り組んでいます。東京パラリンピックではシングルスとダブルスの2種目でメダル獲得を目指します。