国枝 慎吾くにえだ しんご

国枝慎吾選手は千葉県柏市出身。長年、世界の車いすテニス界をリードしてきた第一人者です。9歳の時にせき髄の病気で両足に障害が残り、その2年後に車いすテニスを始めました。2006年に初めて世界ランキング1位となり、これまでに四大大会のシングルスで優勝24回（6月末現在）、試合では107連勝の記録を達成するなど前人未到の功績を次々と打ちたててきました。素早い車いすの操作と正確で多彩なショットに加え、かつて車いすテニスではほとんど見られなかった強打のトップスピンのバックハンドを取り入れるなど、車いすテニスの競技性の向上に貢献しています。パラリンピックは2004年アテネ大会から4大会連続で出場し、シングルスでは2008年北京大会と2012年ロンドン大会で2連覇。ダブルスではアテネ大会で金メダル、北京大会とリオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得しています。東京大会は5大会連続の出場となりシングルスでの金メダル奪還を目指します。