川井 友香子かわい ゆかこ

女子62キロ級の川井友香子選手は、石川県津幡町出身。両親ともにレスリング選手のレスリング一家で育ち、姉の梨紗子選手はオリンピックの金メダリストです。愛知県にある強豪の至学館大学に進学しましたが、その直後に左肩を手術するなどけがに苦しみ、なかなか目立った成績を残せませんでした。しかし、梨紗子選手がリオデジャネイロ大会で金メダルを獲得したのを客席から見たことをきっかけに「自分もいつか追いつこう」とオリンピック出場を明確に意識し始め、全体練習が終わっても毎日居残り練習をするなど粘り強く実力を磨き続けました。2017年の全日本選手権で（初優勝してからは、国内で負けなしと一気に実力が開花し、世界選手権でも2018年に2位、2019年に3位と2年連続で表彰台に立って姉に続いて東京オリンピック出場を決めました。この2年間は、海外勢のパワーに対抗するためウエイトトレーニングに力を入れ、肉体を強化していて姉の梨紗子選手とともに姉妹での表彰台を目指します。