鈴木 亜由子すずき あゆこ

鈴木亜由子選手は愛知県出身。県内有数の進学校、時習館高校から国立の名古屋大学を経て実業団に進んだ文武両道を地で行くランナーです。中学生の頃からトップ選手として注目を集め、大学時代の2013年にはユニバーシアードの10000ｍで金メダルを獲得しました。実業団ではトラック種目でスピードを磨き、リオデジャネイロオリンピックでは5000ｍと10000ｍの代表に選ばれましたが、大会直前に疲労骨折し、力を発揮できませんでした。東京大会に向け満を持して初めてマラソンに挑戦した2018年夏の北海道マラソンで優勝し、一躍、マラソン代表の有力候補となり、2019年に行われた代表選考レース、MGCで2位に入って東京オリンピックの代表となりました。マラソンの経験は2回のみで、自己ベストも代表選手の中で最も遅い2時間28分32秒ですが、夏の北海道マラソンや9月のＭＧＣで結果を出したことから、暑い環境で行われる東京オリンピックでのレースに自信を持って臨みます。