吉田 愛よしだ あい

吉田愛選手は女子470級で吉岡美帆選手とペアを組みます。2人は2013年にペアを結成、東京オリンピックの会場となる神奈川県の江の島を拠点にトレーニングをしています。吉田選手は神奈川県出身、オリンピックは北京大会から3大会連続で出場していて、豊富な経験を生かして座ってかじを取りながら帆を操る「スキッパー」を務めます。２人はペアを組んで初出場した2016年のリオデジャネイロオリンピックで5位に入賞。2018年の世界選手権では、オリンピックと世界選手権を通じて日本の女子では初めてとなる金メダルに輝きました。2019年、江の島の沖合で行われた世界選手権でも銀メダルを獲得するなど、日本のエースペアに成長しました。東京大会の延期決定後は、国際大会の中止などで実戦が少ない中でも男子470級の日本代表の岡田選手と外薗選手のペアを練習相手として、世界のトップ選手を想定して課題としていた追い風での艇のコントロールの動作や、風を読む判断力などに磨きをかけてきました。東京オリンピックでは男女を通じて初めての金メダル獲得が期待されています。