前田マヒナまえだ　まひな

前田マヒナ選手は、日本人の両親のもと、ハワイで生まれ育ちました。身長は1m62cm。ブラジリアン柔術で鍛えた体幹から繰り出す大きな波しぶきをあげるターンなど力強いサーフィンが持ち味です。ハワイの大きな波に挑むことが多かった前田選手は、東京オリンピック出場を視野に、日本の波に慣れるため、2019年、およそ半年間、神奈川県茅ヶ崎市に練習拠点を移しました。その後、新型コロナウイルスの影響でハワイに戻ることになったあとも日本の波に似た環境を選び、練習を重ねてきました。こうした取り組みの結果、2020年千葉県一宮町で行われた「ジャパンオープン」で優勝し、2021年の世界選手権の出場権を獲得。この大会で8位となって日本の出場枠を獲得し、代表東京オリンピック代表につなげました。名前の「マヒナ」はハワイの地元のことばで「月」という意味です。