動画:1分で分かる アメリカ大統領選

本選挙の仕組み

(地図制作協力:E2D3)

投票日は11月の第1月曜日の次の火曜日と決められています。今回は11月8日が投票日です。選挙権があるのは18歳以上のアメリカ国民。事前に有権者として選挙管理委員会に登録することが必要です。

投票用紙には大統領と副大統領の候補者の名前があり、有権者は意中の候補に投票します。しかし、総得票数で大統領が決まるわけではありません。各候補が全米50州とワシントンDCで獲得する「選挙人」の数で決まります。

票は州ごとに集計され、得票数1位の候補者がその州の勝者となります。州の勝者になると、州ごとにあらかじめ割り当てられた選挙人をすべて獲得します。この仕組みを「勝者総取り方式」と言います。(注)
注:メーン州とネブラスカ州を除く。

選挙人の数は人口に応じて割り当てられ、最も多いカリフォルニア州では55人、アラスカ州などでは3人と大きな開きがあります。選挙人の合計は538人。州ごとに獲得した選挙人の数を積み上げ、過半数の270人に達した候補者が勝利となります。

主な日程

日付 予定
7/18〜21 共和党全国党大会
(オハイオ州クリーブランド)
7/25〜28 民主党全国党大会
(ペンシルベニア州フィラデルフィア)
9/26 第1回大統領候補テレビ討論
(ニューヨーク州ヘンプステッド)
10/4 副大統領候補テレビ討論
(バージニア州ファームビル)
10/9 第2回大統領候補テレビ討論
(ミズーリ州セントルイス)
10/19 第3回大統領候補テレビ討論
(ネバダ州ラスベガス)
11/8 本選挙投票日

“青い州”と“赤い州”

(地図制作協力:E2D3)

「勝者総取り方式」では、「どの州を抑えるのか」が極めて重要となります。過去6回の大統領選挙の結果を見ると、州ごとに民主党が強い地盤(青い州)共和党が強い地盤(赤い州)が分かれていることが分かります。

過去6回の選挙で民主党がすべて勝利した州を青色、5回勝利した州を水色で示しています。また、共和党がすべて勝利した州を赤色、5回勝利した州をピンク色で示しています。“青い州”はカリフォルニア州など西海岸や五大湖周辺、“赤い州”はテキサス州など南部や中西部が中心です。