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フランス大統領選

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  • 5月7日の決選投票に進むのはマクロン氏とルペン氏
  • NHKスペシャルの大越健介キャスターとニュースチェック11の長尾香里キャスターが、現地の表情や動きをリアルタイムでつぶやきます。
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大越健介 長尾香里 ニュース

04月25日 10時00分

第1回投票 結果

ニュース

04月24日 23時30分

パリは再び熱くなる

大越健介

決戦投票について、気の早いメディアの世論調査では、ほぼ6対4でマクロン氏有利としています。しかし数字は数字。2週間後の人の心は読めません。イギリスのEU離脱、米トランプ大統領当選とメディアが想定できなかった結果も出ています。7日の投票日へ、パリは再び熱くなります。

04月24日 22時40分

決戦へ 一瞬の凪

大越健介

セーヌ川の川面は静かです。長尾キャスターがニュースチェック11の生放送のリハーサル。この番組をもって大越、長尾のオペレーションはいったん終了です。2週間後にはまた予断を許さない決選投票ですが、昨夜の興奮を和ますような、穏やかな春の陽気です。

04月24日 18時00分

いつもとちょっと違う朝

大越健介

朝、パリは晴れ渡っていました。EU支持のマクロン氏トップの結果に為替はユーロ高。ホテルをチェックアウトするとき、「円とユーロ、支払いはどちらで?」と聞くので、「どちらがいいでしょう」と聞き返すと、「円でしょうね。ユーロは高いから」とフロントの女性がウィンクしました。

04月24日 11時54分

世論調査 決選投票マクロン氏62%ルペン氏38%

ニュース

フランスの公共放送フランス2によりますと、1回目の投票を終えた有権者を対象に行った調査では、決選投票でマクロン氏に投票すると答えた人は62%で、ルペン氏に投票すると答えた38%を大きく上回り、マクロン氏の優勢が伝えられています。

04月24日 10時41分

一部暴徒化 警察と衝突も

ニュース

23日夜、パリのバスチーユ広場で若者たちが反移民、反EUを掲げるルペン氏に対しては「反ファシズム」を訴え、経済相をつとめたマクロン氏に対しては「反資本主義」を訴えていました。一部が暴徒化して警察と衝突し、車に放火したり、警察官に石を投げつけたりしたため、警察が催涙弾で応酬するなどして少なくとも3人を拘束したということです。また、若者2人がけがをしたということです。

04月24日 9時00分

東京市場 株価は値上がり

ニュース

24日の東京株式市場は、フランスの大統領選挙でEU=ヨーロッパ連合の枠組みを堅持すると主張している候補者が決選投票に残ると伝えられ、投資家の間に安心感が広がり、株価は値上がりしています。

04月24日 8時59分

ルペン氏決選投票へ ロシアは歓迎

ニュース

ルペン氏が決選投票に進むのが確実になったことについて、ロシアでは国営メディアが大きく伝えるなど、歓迎しています。

ロシアではルペン氏が決選投票で勝利するのは難しいとの見方が広がっていますが、プーチン政権としては、ロシアとの関係を重視するルペン氏への高い支持が確認されたのを受けてフランスの対ロ関係の改善につながっていくことに期待しているものと見られます。

04月24日 8時39分

東京外国為替市場は円安

ニュース

東京外国為替市場はフランス大統領選挙でEUの枠組みを堅持するなどと主張しているマクロン前経済相が5月に行われる決選投票に進むことが確実になったと伝えられ、これまで比較的安全な資産として買われてきた円を売る動きが広がっています。

04月24日 8時26分

EU首脳から歓迎コメント

ニュース

マクロン氏が決選投票に進むことが確実になったことについて、EUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会の報道官は「ユンケル委員長はマクロン氏を祝福しており、決選投票に向けて引き続き健闘を祈っている」とツイッターに投稿。

また、EUで外交などを担当するモゲリーニ上級代表は、ツイッターに投稿し、マクロン氏の支持者たちがフランスとEUの旗を振って祝ったことについて触れ、「その姿は私たちの世代の希望であり、未来だ」と述べました。

04月24日 8時00分

マクロン氏23.47% ルペン氏22.22%

ニュース

フランス内務省によりますと、日本時間午前8時現在、得票率はマクロン氏23.47%、ルペン氏22.22%となっています。

04月24日 7時32分

ドイツ外相「この結果は喜んでいいだろう」

ニュース

マクロン氏が決選投票に進むことが確実になったことについてドイツのガブリエル外相は「この結果は喜んでいいだろう。マクロン氏は決選投票で、極右や右派のポピュリズム、反ヨーロッパ主義を抑えてくれるだろう」と述べ、支持する考えを示しました。

また、ドイツ政府のザイベルト報道官も自身のツイッターで「マクロン氏が強いEUを掲げて成功を収めたことはよいことだ。決選投票までの2週間もうまくいきますように」と投稿しました。

04月24日 6時45分

既成政治はまた敗れた

大越健介

マクロン氏とルペン氏が決選投票に進むとはどういうことか。親EUと反EUという争点は続きますが、既成政治の敗北こそもうひとつの本質かもしれません。トランプ大統領の誕生、そしてこの日と、やはり底流は同じ。深夜の記者室でそう考えました。

04月24日 6時30分

ルペン氏23.23% マクロン氏23.02%

ニュース

フランス内務省によりますと、日本時間午前6時半現在、ルペン氏の得票率は23.23%、マクロン氏の得票率は23.02%となっています。

04月24日 6時12分

メランション氏「みずからの判断で投票を」

急進左派、左派党のメランション元共同党首はパリ市内で支持者を前に演説し、「選挙戦での健闘を誇りに感じ、引き続き団結して運動を続けていこう」と述べました。そのうえで、マクロン前経済相と国民戦線のルペン党首との間で来月7日に行われる決選投票については「支持者はみずからの判断で投票すべきだ」と述べ、マクロン氏とルペン氏のどちらを支持するのか明らかにしませんでした。

04月24日 5時54分

マクロン氏「私は大統領になる」

ニュース

決選投票に進むことが確実になった、中道・無所属のマクロン氏。支持者たちを前に「これまでの政権とはまったく異なる新しい政治を目指したい。それは活力に満ちて経済的にも力強く、わが国を守ってくれるヨーロッパを支持するものだ。そのためにあなたたちの支持がさらに必要だ。これから決選投票まで連帯して勝利を目指そう。私は必ず大統領になる」と力強く訴えました。

04月24日 5時10分

お祭りムードのルペン支持者

長尾香里

ルペン氏が会場を去ると、早速、支持者はシャンパンなどで乾杯しながらお祭りムードに。ただ、決選投票では、他の候補者がマクロン支持を表明しているので、厳しい戦いになりそうですね。

04月24日 5時00分

ちょっとグッタリ

大越健介

大音量のミュージックと絶叫の中、マクロン氏の登場を群衆の中でずっと待っていたのですが、55歳のおじさん記者にはこれが限界。控え室に引っ込みます。登場後の会場の興奮はテレビのニュースでご覧いただければと。

04月24日 4時58分

円相場は大きく値下がり

ニュース

週明けの取り引きが始まったオセアニアの外国為替市場は、フランス大統領選挙でEU=ヨーロッパ連合の枠組みの堅持を前面に掲げるマクロン前経済相が決選投票に進むことが確実と伝えられたことから、安全な資産としてこれまで買われてきた円を売る動きが強まり、円相場はドルやユーロに対し大きく値下がりしています。

04月24日 4時45分

ルペン氏が支持者の前に

長尾香里

ルペン氏が支持者の前に姿を現しました。演説で、「私は、庶民のための候補者として戦いぬく」と話し、決選投票への決意を示しました。手にはトレードマークの青い花の花束が。

04月24日 4時29分

ルペン氏「愛国者に結束を呼びかけ」

ニュース

国民戦線のルペン党首は、フランス北部の町で23日午後9時ごろ(日本時間24日4時ごろ)、支持者の前に姿を現しました。ルペン党首は「歴史的な結果だ」と支持者に感謝したうえで、「今回の戦いは、工場の移転や不当競争、大勢の移民の流入の原因となっているグローバル化を続けるか、それとも、われわれの国境や安全、アイデンティティーを守るためフランス優先の道を選ぶかの選択だ。既成の2大政党によらない根本的な政権交代が必要で、すべての愛国者たちに結束を呼びかける」と述べました。

04月24日 4時00分

フィヨン氏がマクロン氏支持へ

長尾香里

敗れた社会党のアモン氏に続き、共和党のフィヨン氏が、極右の勝利は阻まなければならないとして、中道のマクロン氏支持を表明。とたんにルペン氏の支持者から激しいブーイングが上がりました。

04月24日 3時45分

この子のためにも

大越健介

マクロン氏の集会には若い世代が目立ちます。この女の子を連れたお父さんは、EUの連帯を次世代に、と願っているようでした。

04月24日 3時34分

アモン氏がマクロン氏支持表明

与党・社会党のアモン前教育相はパリ市内で記者会見を開き、敗北を認めたうえで、「国民戦線を打破するために、同じ考えではないが、マクロン氏への投票を呼びかける」と述べて、極右政党・国民戦線のルペン党首を当選させないため、決選投票に向けて、中道で無所属のマクロン前経済相を支持すると表明しました。

04月24日 3時30分

異例の展開

大越健介

マクロン氏とルペン氏が決選投票へ進む展開は極めて異例。かたや無所属、かたや極右由来の国民戦線。共和、社会の2大政党には痛手です。

04月24日 3時15分

歓喜するルペン支持者

長尾香里

ルペン氏が決戦投票進出の見通しが発表されると、陣営の集会に集まった支持者から歓喜の声が上がりました。国旗を振りながら「マリーヌ大統領!」というコールがあちらこちらから上がっています。

04月24日 3時01分

マクロン氏とルペン氏が決選投票に

大統領選挙の1回目の投票は、開票が始まり、フランスの公共放送「フランス2」は、中道で無所属のマクロン前経済相と極右政党・国民戦線のルペン党首が、来月7日に行われる決選投票に進むことが確実になったと伝えました。

04月24日 2時55分

各国ジャーナリスト集結

長尾香里

ルペン氏の陣営には各国からのジャーナリストが集結。中継を始めています。世界の関心の高さがうかがえます。

04月24日 2時30分

マクロン陣営にも人、また人

大越健介

パリ市内のマクロン陣営にはこちらの午後8時(日本時間午前3時)の開票を待てないというふうに、会場に人が集まり始めました。セキュリティはこちらも厳重で、カバンの中身を3回も確認されました。

04月24日 2時10分

セキュリティが大変

長尾香里

ルペン氏の集会に入るのに、メディアが殺到、もみくちゃに。セキュリティは長蛇の列でした。

04月24日 1時00分

ルペン氏の集会へ

長尾香里

番組中継終了後、早速、パリから車で3時間ほどのルペン氏の集会に向かっています。

04月24日 0時50分

メディア大注目!

大越健介

事前の予測でルペン氏と並んで上位につける39歳マクロン候補の集会場。勝利宣言を待つ支持者たちが開票3時間前から集まり出しました。それよりまず、われわれの同業者、メディアの数に驚きました。大勢判明の時刻は予測不能。日本の皆さんが目覚める頃にはかなり開票も進んでいるはずです。

04月23日 23時30分

緊張感漂う中で

大越健介

NHKスペシャルの生中継を出し終えました。中継場所のパンテノン広場の前はパリ5区の区役所で、投票所になっています。近くの人に聞くと、いつもより警備が厳重になったね、との感想でした。パリ独特の自由と伝統の空間の中に顔を出す緊張感。開票まであと3時間半です。接戦の行方やいかに。

04月23日 19時28分

ルペン氏も投票

ニュース

極右政党・国民戦線のルペン党首も日本時間23日午後6時ごろ、党の地盤の1つとなっている北部の町エナン・ボーモンの投票所を訪れ、時折、報道陣に笑顔を見せながら1票を投じていました。

04月23日 19時27分

マクロン候補「すてきな日曜日に」

ニュース

マクロン前経済相は日本時間23日午後5時すぎ、自宅のある北部のルトゥケの投票所を妻とともに訪れ、大勢の報道陣に囲まれる中、投票を行いました。

04月23日 19時15分

番組リハーサル スタート

長尾香里

パリのパンテオン近くの投票所前から中継します。今晩9時からの本番前に大越キャスターとリハーサルをしています。

04月23日 18時30分

いつもの朝、特別な朝

大越健介

フランス大統領選挙が始まりました。パリの街角では、いつもの日曜のように、あちこちでマルシェ(市場)が開かれ、朝から生鮮食料品を買い求める人などで賑わっていました。でも、今日は特別な日。市民の選択が、フランスだけでなくヨーロッパ、もっと言えば世界の進路に大きな意味を持つ日となります。

04月23日 15時02分

投票始まる

ニュース

日本時間午後3時に投票が始まりました。EUに反対する極右政党と急進左派の候補が決選投票に勝ち進めば、EUが一気に不安定になるおそれもあります。投票は日本時間24日午前3時に締め切られ、即日開票。24日朝には大勢判明の見通しです。

04月23日 3時45分

投票日前日、パリ入りしました

長尾香里

土曜日夕方、パリに到着しました。天気はどんより曇り空。あすの投票日は晴れるでしょうか。街にはあちらこちらに選挙ポスターが貼ってあります。落書きや破かれたものもちらほらです。

04月23日 3時00分

準備大詰め

大越健介 長尾香里

パリのヨーロッパ総局で、東京から飛んで来た長尾キャスターと、ワシントンでの放送を終えた私、大越が合流。23日午後9時からのNHKスペシャルの生放送に向け、大詰めの準備です。有力4人が競い合い、過半数を獲得する候補が出そうにない混沌とした情勢。時代の底流を2人で読み解きたいと思います。

04月22日 7時43分

支持率急伸の急進左派候補 最後の演説

ニュース

急進左派のメランション候補。社会格差の是正やEUとの関係見直しなどを訴え、急速に支持を伸ばしてきました。21日に選挙戦最後の演説を行い、「われわれが勝利すれば、フランスやヨーロッパだけでなく世界を変えることができる」と支持を呼びかけました。この日は選挙運動最終日。ほかの主要候補3人は、パリ中心部で起きた警察官殺傷事件を受け、集会や遊説を中止しました。

04月22日 5時33分

銃撃事件は右派に有利との見方も

ニュース

シャンゼリゼの銃撃事件。パリ・スクールオブビジネスのフレデリック・アンセル教授は「事件を受けて、投票する候補者を変える人も出てくるだろう。その場合、有利になりうるのは治安対策の強化やイスラム過激派との戦いを前面に打ち出しているルペン氏やフィヨン氏だ」と述べ、治安対策の強化を訴えてきた右派の候補に有利に働く可能性があるという見方を示しました。

04月22日 1時05分

「チェック11」で最新情勢を紹介

長尾香里

金曜日。「ニュースチェック11」で選挙戦の焦点を解説しました。第1回投票の2日前に、パリのシャンゼリゼで起きた銃撃事件の選挙戦への影響、そして、“反EU”の候補が決選投票に進んだ場合のシナリオなどについて話しました。いよいよパリに向かい、現地から中継でお伝えします。

04月22日 0時00分

トランプのつぶやき

大越健介

イスラム過激派のテロには並々ならぬ対決姿勢を見せるトランプ大統領。パリのシャンゼリゼ通りで起きた銃撃事件についてツイートしています。もうたくさんだ!というのはその通り。でも、フランスの大統領選挙にも影響するだろう、というのはちょっと踏み込み過ぎかな、と思ったりもします。

04月21日 18時49分

シャンゼリゼ銃撃 ほかにも関与した人物いるか

ニュース

フランスの首都パリで、男が警察官に向かって発砲し3人が死傷した事件について、フランスの内務省は、ほかにも関与した人物がいる可能性があるとして、行方を捜査していることを明らかにしました。

04月21日 18時48分

各候補者が反応

ニュース

事件を受けて、極右政党・国民戦線のルペン党首は21日に声明を発表し、「フランスが再び残虐なテロの標的にされた。断固として対応し国民を守る大統領が必要だ」と述べたうえで、テロ対策を強化し、当局が監視している外国人を国外追放にすべきだといった、みずからの主張を強調しました。

ルペン氏と支持率を争う中道・無所属のマクロン前経済相も声明を発表し、「フランスを恐怖に陥れ、分断させようとするテロリストの意図にとらわれることなく、国民が冷静さと結束を保つことが必要だ」として、国民の結束を呼びかけました。

中道右派の共和党のフィヨン元首相は「私は文明を破壊しようとするイスラム過激派のテロリストのネットワークの広さと問題の深刻さを警告し続けてきた。私はフランス人の自由と安全のために戦う。次の政権にとって最も重要なことだ」と述べ、テロ対策に取り組む姿勢を強調しました。

04月21日 11時15分

テロの波紋は

長尾香里

シャンゼリゼの銃撃事件、選挙ではテロ対策・治安が大きな争点になっているだけに影響が予想されます。今週初めには南部マルセイユで武器を所持していた男2人がテロを企てた疑いで拘束され、自宅からISの旗も押収。投票日に向けて5万人の兵士、警官による警戒態勢がとられる予定で緊張が高まっています。

04月21日 7時45分

シャンゼリゼ銃撃 アメリカでも注目

大越健介

パリで発生した銃撃事件は、アメリカのニュース専門チャンネルでもトップ扱いで報じられました。歴史的なフランスの選挙戦のさなか、結果に影響を与えそうだと分析しています。テロに関連するニュースは、世界を一瞬にして駆け巡ります。

04月21日 4時40分

パリで男が発砲 警察官1人死亡 テロか

ニュース

大統領選挙を目前に控えたフランスのパリ中心部のシャンゼリゼ通りで日本時間21日未明、警察官3人が男から銃撃を受けて1人が死亡、2人が重傷を負いました。男は警察側に撃たれて死亡し、オランド大統領はテロの疑いがあるという見方を示しました。

フランスのメディアは、事件を受けて大統領選挙の主要候補のうち極右政党・国民戦線のルペン党首と中道右派の共和党のフィヨン元首相の2人が21日に予定していた選挙運動を中止すると伝えています。

04月20日 5時05分

メディアテントからのホワイトハウス

大越健介

注目のフランス大統領選挙をアメリカのメディアがどう伝えているか興味があったのですが、ニュースで特集されることはあまりありません。自国のことで手一杯、というかアメリカ=世界という「大国意識」のなせるわざ? アメリカのこともヨーロッパのこともマジメに伝える日本のメディアは、稀な存在なのかもしれません。

04月20日 5時00分

アメリカのメディアは自国のことで手一杯

大越健介

ズラリと並ぶのはアメリカ・ホワイトハウス敷地内の報道各社のテント。リポーターたちの姿がわかるでしょうか。毎日の光景ではありますが、アメリカに来て、ホワイトハウス発のリポートが、以前より増えた気がします。トランプ大統領の言動を追いかけるのに、各メディアとも手いっぱいの様子です。

04月19日 3時15分

EUを相手にする覚悟

長尾香里

メイ英首相が、6月に前倒し総選挙の方針を発表。EU離脱が極めて厳しい交渉になることを踏まえ、「強いリーダーシップなしに交渉は乗り切れない」と、国民の信を得るための苦渋の決断だったといいます。フランスの選挙もEUが争点に。この問題を争点にする重大さを、メイ首相は身をもって示したと感じました。

04月18日 8時53分

ルペン氏とマクロン氏が大規模集会

ニュース

投票日まで1週間足らず、EUからの離脱の是非をめぐって対立する極右政党・国民戦線のルペン党首と、中道の無所属、マクロン前経済相が大規模な集会を開きました。

ルペン氏とマクロン氏は、いずれも一時は25%を超す支持を集めていましたが、このところ勢いにかげりも見られます。これに対し、中道右派の共和党のフィヨン元首相や、急進左派の左派党のメランション元共同党首が勢いを増していて、選挙は4人の候補が競り合う展開になっています。

04月18日 0時30分

NHKスペシャル 編集大詰め

長尾香里

選挙の第1回投票が実施される4月23日の放送に向けて、NHKスペシャルの編集が大詰めを迎えています。

きょうも試写が行われました。ルペン候補の「国民戦線」はなぜ支持を広げているのか。その深層に迫ろうと、膨大なインタビュー素材の中から、様々な意見を出し合って制作しています。

04月17日 5時45分

大国の行動ひとつで世界は動く

大越健介

ホワイトハウス前では、こうした平和活動家の人たちをよく見かけます。アメリカは覇権主義だと批判するアメリカ人女性。こうした地域から手を引け、という意味でしょうね。すみません。フランス大統領選のライブブログなのに、横道にそれてしまいました。

04月17日 5時30分

アメリカ・ホワイトハウスです

大越健介

突然ですがワシントンに来ました。フランスのルペン旋風とアメリカのトランプ旋風。どこか通じるものがありませんか?今週末のNHKスペシャルは2夜連続。土曜がアメリカ編、日曜が大統領選当日のフランス編です。これからワシントンでアメリカ編の総仕上げ。そのあとパリにトンボ返りです。

04月16日 2時07分

下手な映像でスミマセン

大越健介

群衆の中でやっと動画を撮りましたが、言い訳ですが僕は素人、周りは長身のフランス人ばかりです。熱狂はすごいものがありました。動画は、ルペン氏が零細農家のために私は働くと訴えたときです。日本人記者だというと、国民戦線の支持者から「移民をほとんど受け入れない素晴らしい国だ」と言われ、フクザツ。

04月16日 0時57分

支持者は善良な市民たち

大越健介

集会で10人以上にインタビューしました。極右政党の支持者というとつい身構えてしまいますが、彼らはどこにでもいる善良な市民です。「難民・移民より、フランス人の生活を第一に考えてくれ…」。アメリカでトランプ氏の支持者の声を取材すると、同じ印象を受けることがしばしばです。

04月15日 23時40分

ルペン氏まもなく登場

大越健介

フランス南西部の町ペルペニヤン。厳重な警備の下で開会を待つのはルペン候補の集会です。それにしてもこの警備のものものしさ。柵の外側では、反ルペンを叫ぶ人たちが集まり、剣呑(けんのん)な空気でした。初めて見るルペン候補。どんな人なのか、興味津々です。

04月15日 23時30分

混戦深まる?

長尾香里

混迷が深まっています。急進左派のメランション氏が急速に追い上げて、支持率で3位だったフィヨン氏と拮抗。びっくりです。メランション氏はEUに懐疑的で、年金など財政出動に意欲的。市場関係者の間では、もしも決戦投票がいずれも反EUの、「ルペンvsメランション」になった場合の影響を想定し、懸念の声が上がっています。

04月15日 1時50分

「自由を謳歌する」とは戦うこと

大越健介

あのパリ同時多発テロの直後でさえ、カフェテラスには人々が集っていました。「私たちなりの暴力への抵抗です」という言葉に感動したのを思い出します。しかし、排他的な思想が以前より広まっているのも事実。安全には誰しも敏感にならざるを得ないからです。パリの悩みはそこにあります。

04月14日 23時30分

大物インタは緊張の連続

大越健介

偉大な人物へのインタビューだけに、照明などのセットにも凝ります。反EUの極右政党の台頭に対する懸念を聞きたいと思っていたら、「極端な主張なんぞ生き残れないのだよ」と瞬殺。欧州統合についての深い洞察と経験談で予定時間は過ぎました。想定通りにいかないのがインタビュー。だから面白い!

04月14日 23時00分

EUの生き証人は語る

大越健介

ロラン・デュマ氏は94歳。EU結成時にフランスの外相を務めた欧州統合の生き証人です。試練はあるが統合の意義は決して色あせない。仏独の強い絆を中心に、EUは世界で確固たる地位を維持して行くと、自信を持って語りました。1時間のインタビューにも「あっという間だね」と余裕でした。

04月14日 3時45分

フランスのEU観

長尾香里

争点の一つ、EU。例えばルペン氏は反EU。マクロン氏はEU支持。EUの世論調査によると、フランスでは「EUの将来」に悲観的(56%)が楽観的(41%)を上回っています。悲観的な人の割合はEU離脱を決めたイギリスより高いのです。加盟のメリットが浸透していないことがわかります。

04月14日 0時30分

大激戦 予断許さず

大越健介

パリのあちこちに11人の候補者の掲示板が登場。注目のルペン候補は、ソフト路線に転換しています。国民戦線を結党した父の極右イメージを避け、ファーストネームの「マリーヌ」一本で勝負。ところでパリっ子はポスターにいたずら書きするのが好きで、実は綺麗なポスターを探すのに苦労したのでした。

04月14日 0時00分

バタクランは復活した

大越健介

おととし11月のパリ同時多発テロ。100人近くが命を落としたのが、バタクランという名のコンサートホールでした。無数の花が捧げられ、ろうそくの炎がありました。しかし、きょう訪れると、ロックコンサートを待つ若者であふれていました。悲劇を乗り越え、バタクランは復活していました。

04月13日 4時35分

「聴かせる」演説会

大越健介

演説の名手・マクロン氏は、時折コップの水に手を伸ばしながら余裕の語り口。聴衆をぐっと引き込んで行きます。僕がテレビカメラに向かってリポートを始めたら、聴衆から「シーッ!」と注意されてしまいました。

04月13日 0時20分

マクロン氏集会 開会を待つ人々

大越健介

南西部の町ポーで開かれるマクロン氏の集会には開会前から大勢の人たちが詰めかけ、熱気満々です。マクロン氏のEU重視政策を支持する、ルペン氏の排外主義は嫌いだという人が大半。でも写真の若い女性は、まだ決めきれていない。ルペン氏も含めてまずは話を聞いて見たいと真剣な表情でした。

04月12日 19時15分

ピリピリと…

大越健介

パリは陽気で明るい街。でも、相次ぐテロの影を目にすることが少なくありません。オルリー空港では、武装警察官があちこちで目を光らせていました。ここでは1か月前に銃撃があったばかりなのです。これから南部の町ポーで開かれるマクロン前経財相の集会の取材です。甘いマスクに巧みな弁舌。注目候補です。

04月12日 10時20分

EUが懸念するフランス

長尾香里

この選挙を固唾をのんで見守るのがEUです。私のブリュッセル駐在中、心に残るEUトゥスク大統領の言葉があります。「反EU、国家主義、排斥主義はEUの内なる脅威だ」。欧州統合の基軸国フランスでルペン氏が勝利すれば、EUは「崩壊」しかねないとの強い危機感を感じました。

04月12日 9時10分

移民キャンプで放火か 選挙戦に影響も

ニュース

フランス北部にある移民や難民が一時的に滞在するキャンプで、移民による放火と見られる大規模な火災があり、国民戦線のルペン党首が「このような混乱は終わらせなければならない」とする声明を出すなど、今後の選挙戦の論戦に影響を与えることも予想されます。

 

04月11日 22時50分

やはりルペン氏が主役

大越健介

23日の投開票日に向け、ヨーロッパ総局の記者などと情勢分析。極右政党・国民戦線のルペン氏には「信者」とも呼べる支持者が多いとの見方。支持率でトップを争う中道・無所属のマクロン氏や、元首相・共和党のフィヨン氏が、反ルペン勢力をどこまでまとめられるか、まさに予断を許しません。

04月11日 19時15分

移民はつらい…

大越健介

アフリカのマリから来て18年という男性。彼の滞在許可証は、1年が期限です。更新手続きにいつも何か月もかかるために、まるで手続きのためにパリにいるみたいだと話していました。多様な人種を受け入れて来たフランス。しかし、合法であっても、移民の日常は決して楽ではないのかもしれません。

04月11日 19時10分

この行列は?

大越健介

パリ中心部の警察署に、長い行列ができていました。聞くと、滞在許可証の更新手続きに来た合法移民の人たちだそうです。「どの窓口に行ってもいつも行列」だそうです。滞在許可を更新するための面倒な手続きに2、3か月、あるいはそれ以上かかるのもざらだそうです。

04月11日 16時20分

パリは燃えているか

大越健介

フランス到着です。表題は名作・NHKスペシャル「映像の世紀」シリーズのテーマ音楽。映画の題名でもあります。激動の歴史に必ずその名を刻み、試練の中で自由と多様性を勝ち取ってきたパリ。しかし今、排他主義が広がり、街はざわついています。再び激動の歴史の起点になるのでしょうか。

04月10日 20時21分

公式の選挙運動始まる

ニュース

大統領選挙の投票まで2週間を切ったフランスでは10日から公式の選挙運動が始まり、EU=ヨーロッパ連合との関わり方や移民の受け入れのぜひを争点に極右政党・国民戦線のルペン党首と中道で無所属のマクロン前経済相が激しく首位を争う展開となっています。

04月09日 22時11分

フランスの選択はいかに

長尾香里

パリ、ブリュッセルの駐在を経て、ヨーロッパ情勢をつぶさに追ってきました。4月からは「ニュースチェック11」(月~金:午後11:15)のキャスターをしています。

岐路に立つ欧州統合を象徴するフランス大統領選挙。国内から、そして投票日には現地から、最新の情勢をお伝えします!

04月09日 7時34分

現場から率直な取材実感を

大越健介

長年、政治記者をやってきました。ニュースキャスターを経て、いま、世界を旅しながら特集番組を作る仕事をしています。

今回のテーマは世界が注目するフランス大統領選挙。投票日23日には、現地からNHKスペシャルを放送予定です。パリを中心に各地をロケしながら、率直な取材実感を発信していきます!

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