先月8日に独裁的なアサド政権が崩壊したシリアでは、暫定政権が軍や治安部隊の再編を行っていて旧政権の兵士などの武装解除を進めています。
シリア国営通信は6日、中部の都市ホムス郊外で続けていた武器庫などを対象にした作戦が終わり、「旧政権下で市民を弾圧し、武装解除を拒んだ犯罪者が拘束された」として多数の武器が押収されたと伝えました。
現地の情報を集めるシリア人権監視団によりますと、作戦は数日間にわたって行われ600人以上が拘束されたということで、人権監視団は「旧政権のやり方に似た、非人道的な方法で、拘束者を連行する映像を入手した」とも伝えています。
一方、シリア北部では、クルド人勢力と隣国トルコが支援する武装勢力との間で攻撃の応酬が続いていて、シリア人権監視団は6日、北部アレッポの郊外で続く衝突で双方に死傷者がでているとしています。
暫定政権が掲げる各地の武装勢力の解散が進むかどうかは依然、不透明な状況で、アサド政権の崩壊からまもなく1か月となるなか、国の安定を図っていけるかが課題となっています。
アサド政権崩壊からまもなく1か月 中部で武器押収作戦
シリアで独裁的な政権が崩壊してまもなく1か月となるなか、暫定政権は旧政権の兵士などの武装解除を進めています。シリア中部では武器を押収する作戦が行われ、600人以上が拘束されたと伝えられていて、国の安定を図っていけるかが課題となっています。