【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(1月7日の動き)

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる7日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

ゼレンスキー大統領 “ロシア軍に3万8000人以上の損失”

ウクライナ軍は去年8月にロシア西部のクルスク州に越境攻撃を開始し、今も一部の地域を掌握しています。

ウクライナのゼレンスキー大統領はこの攻撃を始めてから5か月となる6日、演説でクルスク州でこれまでにロシア軍に3万8000人以上の損失を与え、このうちおよそ1万5000人が死亡したと主張しました。

クルスク州ではロシア軍が北朝鮮の兵士らとともに奪還を目指す一方、ウクライナ軍が5日、新たな攻撃を仕掛けるなど、激しい戦闘が続いています。

背景には、1月20日のトランプ次期大統領の就任を前に、ウクライナ側は和平に向けた交渉材料としてより多くの地域を掌握しておきたい一方、ロシア側はそれを阻止したいねらいもあるとみられています。

プーチン大統領 改めて国民の団結呼びかけ

一方、ロシアのプーチン大統領は首都モスクワの戦勝記念公園にある教会で、ロシア正教のクリスマスにあたる7日の前夜から行われた礼拝に、ウクライナ侵攻で戦った兵士らとともに参列しました。

プーチン大統領はこれにあわせて声明を発表し「ロシア正教会などは、国民を団結させ、歴史的な記憶と文化や精神的な伝統を残していくうえで重要な役割を果たしている」として改めて国民の団結を呼びかけました。

ロシア国防省“ドネツク州 ウクライナ軍後方支援の拠点掌握”

ロシア国防省は6日、ウクライナ東部ドネツク州のウクライナ軍の後方支援の拠点となっているクラホベを掌握したと発表しました。

クラホベについて「ドンバス地域の南西部で最大の人口密集地だ。ウクライナ側は、攻撃拠点などを設置して強力な要塞に変えてきた」とした上で、「この重要な拠点を掌握したことで、ドネツクでのウクライナ軍への後方支援などは著しく阻害されることになる」と強調し、ドネツク州での攻勢の強化につなげると主張しました。

一方、ウクライナ軍参謀本部は6日、クラホベでロシア軍との戦闘があったことは公表しましたが、撤退を強いられたのかどうかなど具体的な状況には触れていません。

ロシア軍は東部で攻勢を強めていて、ウクライナメディアは去年1年間でウクライナがドネツク州などで3600平方キロメートル以上の領土を失ったと見られると伝えています。