JR東日本によりますと29日午後10時半ごろ、秋田新幹線が線路を利用する在来線の一部区間で停電が起きて東京駅から秋田駅に向かっていた「こまち43号」が秋田県の角館駅と大曲駅の間で止まり、電気や暖房も使えなくなったためおよそ260人の乗客をタクシーなどで大曲駅に運びました。
また後続の「こまち45号」も田沢湖駅のホームで止まったためバスで大曲駅などに運び、いずれも体調を崩した人はいないということです。
この影響で秋田新幹線はけさも始発から盛岡駅と秋田駅の間の上下線で運転を見合わせ、復旧作業が終わった午前10時半すぎに運転を再開しましたが、JR東日本によりますと30日は東京・秋田駅間で上下線4本が運休し、盛岡・秋田駅間で上下線10本が区間運休して、あわせて3600人あまりに影響が出たということです。
JR東日本では停電は在来線の回送列車のパンタグラフが何かにぶつかったことで起きたとみて、詳しい原因を調べています。
秋田新幹線 運転再開 3600人余に影響
帰省ラッシュのなか、秋田新幹線は29日夜から30日午前までのおよそ12時間、盛岡・秋田駅間の上下線で停電の影響で運転を見合わせ、3600人あまりに影響が出ました。30日昼前からは一部の列車を除いて平常通りに運行しているということです。
JR秋田駅では
JR秋田駅では秋田新幹線の運転再開を前に大きな荷物を持った人などが改札前に列をつくり、混雑していました。
このうち東京へ向かうという60代の女性は「娘が東京にいるので家族で行く予定だった。予定は一部キャンセルしたが、とりあえず乗れそうなのでよかった」と話していました。
また帰省で東京に向かうという20代の男性は「きのう止まっていることを知った時は心配になった。立ち席ではあるが、なんとか乗ることはできそうなのでよかった」と話していました。
秋田駅に到着した乗客「やっと着いた」
JR秋田駅では運転再開後、最初の東京からの下り列車が30日午後1時すぎに到着しました。
大きな荷物やおみやげの袋を持った帰省客は、迎えに来ていた家族や友人を見つけると、安どの表情を浮かべて久々の再会を喜んでいました。
東京から秋田に帰省した家族連れの女性は「きのうの夜、そしてけさも新幹線が止まっていたので、ちゃんと走るかどうか心配だった。やっと着いたという気持ちで、家族に会えてよかった」と話していました。
また同じく秋田に帰省した10代の男性は「昨夜、新幹線が止まったことを朝、起きてから知ったので驚いた。早く実家に帰ってゆっくりしたい」と話していました。