電話番号案内「104」終了へ 2026年3月末 NTT東日本と西日本

NTT東日本と西日本は、電話番号を有料で案内する「104」のサービスを2026年3月末で終了すると発表しました。

発表によりますとNTT東日本と西日本は、個人や店舗などの名前と住所から電話番号を有料で案内する「104」のサービスを2026年3月31日に終了することを決めました。

理由について会社は、固定電話の加入者の減少が続いていることや、電話番号を調べる手段が検索サイトなどに移り、サービスの利用が減少しているためとしています。

さらに、会社は、店舗や企業の紙の電話帳、タウンページを2026年3月の発行を最後に取りやめることを正式に明らかにしました。

個人の電話番号を掲載した紙の電話帳、「ハローページ」の発行はすでに取りやめていて、固定電話に関わるサービスを相次いで取りやめることになります。

NTTをめぐっては、法律で義務づけられ、固定電話を全国一律で提供するユニバーサルサービスのあり方について総務省の審議会で議論が続けられていますが、今回のサービスの終了について、NTT東日本サービスの種村則明基盤サービス部門長は、オンラインでの会見で「104の番号案内サービスは現時点で法令上の提供義務とされていない。ユニバーサルサービスの関連としては考えていない」と説明しました。