マクドナルド約3割の店でレジ起動しない障害 一部営業取りやめ

大手ハンバーガーチェーンの日本マクドナルドは、全国のおよそ3割の店舗で店のレジが起動しない障害が発生し、一部で営業を取りやめるなどの影響が出ています。会社では、ことし3月にも、システム障害により営業を取りやめる店が相次ぐ事態が起きていて、今回の障害の原因などについて確認を急いでいます。

日本マクドナルドによりますと、全国に2900あまりある店舗のうちおよそ3割の店舗で、19日、注文を受け付けて会計するレジが起動しない障害が発生しました。

このため、障害が起きた店の多くで営業を取りやめるなどの影響が出ているということです。

このうち東京・目黒区の店舗では、19日午前の時点で営業を一時的に取りやめていて、営業の休止などを知らせる手書きの案内を店の入り口に貼り出していました。

会社では、ことし3月にも、システム障害により各地で営業をとりやめる店舗が相次ぎ、この時は、契約している外部のプロバイダーが設定を変更した際に不具合が起きたことが原因で、サイバー攻撃によるものではなかったということです。

会社によりますと今回の障害の原因は調査中で復旧のめどは立っていないということで、「お客様には多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。一刻も早い原因究明と復旧に努めてまいります」とコメントしています。

利用者「閉まっていてびっくりした」

目黒区内の店舗を利用しようとしていた50代の主婦は「ジムの帰りにお茶しようと思ったらあいていなくて、帰るしかないですね」と残念そうにしていました。

また、60代の会社員は「ふだんあいているのに閉まっていたのでびっくりした」と話していました。