宮城 大河原町議が“議会中にゲーム” 小学生が感想文で指摘

宮城県大河原町の町議会議員が議会中にスマートフォンのゲームをしていたのを見学に来ていた小学生が目撃し「ゲームをしている人がいた」などと感想文で指摘していたことが分かりました。議員はNHKの取材に対し「無意識にゲームアプリを触って見ていたと思う。反省している」などと話しています。

大河原町の議会事務局によりますと、先月10日に町議会を見学していた小学6年生の児童が、佐藤貴久議員(73)がスマートフォンでゲームをしているのを目撃していたということです。

さらに議会事務局に提出された児童の感想文にも「ゲームをしている人がいた」「なんで話し合いの途中でゲームをしている議員がいたのかわからない」などと書かれていたということです。

佐藤議員は18日、NHKの取材に応じ「スマートフォンを開き、計算機を開いたのも覚えています。そのあとに無意識にゲームアプリを触って見ていたのだと思います」と話しました。

そのうえで「ゲームをプレーしていたとしても見ていたとしてもモラルに反する行為をしたのは事実です。小学生に残念な思いをさせたことは深く反省しています」と述べました。

一方、自身の進退については「説明責任を果たしながら、さまざまな方に意見を伺っている」と述べました。

これについて町議会の一部の議員は来週開かれる町議会に議員辞職勧告決議案を提出するとしています。