プールで小学生溺れ死亡 当時の学童クラブ園長を書類送検 滋賀

去年、滋賀県長浜市のプールで学童クラブの小学生が溺れて死亡した事故で、警察は、子どもたちの監視を指示していないなど注意義務を怠ったとして、当時の学童クラブの園長を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

去年7月、滋賀県長浜市のプールで、学童クラブの活動で来ていた小学1年生の田中大翔くん(当時6歳)が溺れて死亡しました。

警察によりますと当時は45人の子どもがプールに入っていて、遊び始めておよそ10分後に一緒に遊んでいた子どもが気付き、引率の職員に知らせたということです。

当時、学童クラブで園長を務めていた50歳の会社員について警察は、子どもたちがどれだけ泳げるか事前に把握しないままプールに入れたほか、そばにいた職員たちに子どもたちの監視を指示していないなど事故を防ぐための注意義務を怠ったとして、18日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

警察の調べに対し元園長は「監視など児童の命を守るための対策を一切していなかった。対策を実施していれば事故は起こらなかった」などと容疑を認めているということです。