千葉 住宅街地下から大量の水あふれる 老朽化した水道管破損か

17日午後、千葉市の中心部に近い住宅街で、地下から大量の水があふれて周辺の道路が冠水し、通行止めになっています。上水道を管理している県では、老朽化した水道管が破損したとみて原因を調べています。

17日午後1時ごろ、千葉市中央区の交差点で、道路の割れ目から水があふれているのを通りかかった人が見つけて警察に通報しました。

消防や上水道を管理する県などが出て現地の状況を確認するなど対応していますが、通報から4時間ほどが経過しても大量の水があふれ続け、片側1車線の道路の半分が冠水するなどして、周辺は通行止めになっています。

消防などによりますと、午後4時半の時点で住宅が浸水するなどの被害はないということです。

現場はJR千葉駅や京成千葉駅から500メートルほどのところで、水は京成線の踏切の近くまで迫っていますが、これまでのところ運行に影響はないということです。

県によりますと、水がもれたことによる断水はなく、県は老朽化した水道管が破損したとみて、復旧作業を急いでいます。

近くに住む80代の女性は「3時間近くたった今も水があふれていて驚きました。飲み水は備えていますが、トイレが問題なく使えるか心配です」と話していました。

30代の女性は、「いつも通る道路で水が出ていてびっくりしました。早く家に帰って水が出るか確認したいです」と話していました。