富士フイルムHDとコニカミノルタ 複合機などで合弁会社設立へ

富士フイルムホールディングスとコニカミノルタは、オフィス向けの複合機などの事業で原材料の調達などを共同で行う合弁会社を設立すると発表しました。ペーパーレス化によって需要が減少する中、他社との提携による事業再編の動きが相次いでいます。

発表によりますと、富士フイルムホールディングスの子会社とコニカミノルタは、オフィス向けの複合機とプリンターの事業で新たに合弁会社を設立することを決めました。

新会社には、富士フイルムの子会社が75%、コニカミノルタが25%を、それぞれ出資し、ことし9月に設立します。

それぞれが自社製品で使う原材料や部材の調達などを共同で行い、効率化を図ることがねらいです。

両社は、ことし4月から業務提携に向けた協議を続けていて、このほかのトナーの開発や生産などの事業でも提携を検討するとしています。

オフィス向けの複合機の分野では、リコーと東芝テックも7月1日に開発と生産の部門を統合した合弁会社を設立するなど、ペーパーレス化によって需要が減少する中、他社との提携による事業再編の動きが相次いでいます。