大谷翔平 レッドカーペットに妻と登場 スーツの裏地には愛犬

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が出場するオールスターゲームは日本時間の17日午前9時すぎから行われ、大谷選手は2番・指名打者で出場します。試合前には恒例のレッドカーペットショーが行われ、大谷選手は初めて妻を連れて登場しました。

ことしのオールスターゲームはテキサス州アーリントンにあるレンジャーズの本拠地、「グローブライフフィールド」で行われ、ドジャースの大谷選手はナショナルリーグの2番・指名打者で先発出場するほか、カブスの今永昇太投手は同じナショナルリーグで控えピッチャーとなっています。

試合のおよそ6時間前にはオールスターゲーム恒例のレッドカーペットショーが行われ、球場の前の道に敷かれたレッドカーペットの上を選手やその家族が華やかな服装で歩きました。

ことし3月に結婚を発表した大谷選手はナショナルリーグの選手で最初に登場し、上下、茶色のスーツ姿で妻の真美子さんと手をつなぎ、にこやかな表情でレッドカーペットを歩きました。

愛犬のデコピンは連れていませんでしたが、大谷選手は途中、写真撮影に応じた際にジャケットの裏地を見せ、愛犬のデコピンがいくつも刺しゅうされた特注のデザインとなっていました。

大谷選手「きょうは楽しみたい」

大谷選手は「まず選んでいただいてありがとうございますということと、何度来てもすばらしいし、本当に光栄だなと思う。1打席1打席集中しながら、自分の持っているものをしっかりと準備して出せればなと思う」と意気込みを話しました。

また、妻の真美子さんと一緒に歩いたことには「ふだんにはない格好だと思うので、本人も楽しみにしていたと思う。きょうは楽しみたいなと思います」とにこやかな表情で話していました。

茶色のスーツは「愛犬の色」

大谷選手はレッドカーペットを歩いた後、大リーグ機構などが運営する「MLBネットワーク」の番組に出演し茶色のスーツについて「色は自分の愛犬の色で、中に犬がプリントされています」と紹介しました。

これまでの野球人生でいちばんの思い出を聞かれると「ひとつに絞るのは難しいが、やっぱりWBCはすごく特別な思いは強い。ことし、それを超えるようなシーズンになればすばらしいと思う」と明かし、目標としているワールドシリーズ優勝への思いを改めて語りました。

そのうえで来シーズンの復帰を見据えて進めている右ひじのリハビリについてはスイングの本数に制限を設けていることを明かし「1日に振る制限もあり、あまり振りすぎないようにしている。体の負担もそうだが、リハビリをやる余力を残していないといけないが、逆に時間がすごく余るなという難しさもある」と話しました。

そして「もちろんピッチングは恋しいし、強度が上がるごとに一進一退するものなので、(右ひじ手術からのリハビリは)1回経験しているとはいえ不安はあるのかなと思う」として率直な気持ちも明かしていました。

また、ナショナルリーグで先発するパイレーツのスキーンズ投手については6月、初対戦した際のことを振り返り「(163キロのストレートに空振り三振に倒れた)初対戦の1打席目はボールが速すぎて見えなかった。ボールがミットに収まってから振っているような感覚だった。2打席目のホームランは適当に振ったら当たりました」と笑顔で答えていました。

今永投手「成功者の道を聞く」

今永投手は、白いTシャツに黒のジャケット姿で初めてのレッドカーペットを歩きました。

感想を聞かれた今永投手は、「フカフカしてるなという感じ。やっぱり一流の選手とふれあうということは、僕のイメージもよりよいものになると思うのでいろんな話を聞いて自分のキャリアアップにつなげていきたい」と話しました。

前日のホームラン競争のときも含め、同じナショナルリーグの大谷選手と話をする姿が多く見られることには「成功者の道を聞くことが僕のここでの成功にいちばんつながると思うので、すべてのことを聞いている」と明かしていました。