NYダウ 取り引き時間中の最高値更新 700ドル超の大幅値上がり

16日のニューヨーク株式市場では、発表された経済統計でアメリカの消費の底堅さが確認されたことを受けて、ダウ平均株価が700ドルを超えることし最大の値上がりとなり、2日連続で史上最高値を更新しました。

16日のニューヨーク株式市場はこの日、発表されたアメリカの6月の小売業の売上高が市場予想を上回り、消費の底堅さが確認されたことで、買い注文が膨らむ展開となりました。

ダウ平均株価の終値は前日に比べて742ドル76セント高い4万954ドル48セントと、ことし最大の値上がりとなり、2日連続で史上最高値を更新しました。

共和党の全国党大会で党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領が返り咲きを果たせば減税を行うのではないかとの観測が広がっていることも、株価を押し上げる要因になっています。

市場関係者は「このところ発表されている企業の決算を受けて業績の先行きへの期待が広がったことも、株価の上昇につながった。景気が大きく落ち込むことなく、インフレが収束に向かうとの楽観的な見方が株価を支えている」と話しています。