空港内で貨物を運ぶ無人自動運転の試験走行 公開

空港の中で無人で貨物を運ぶ自動運転の車両の試験走行が公開されました。人手不足への対応として国内で初めての導入を計画しています。

羽田空港で試験走行が公開されたのは、「レベル4」と呼ばれるドライバーがいない自動運転の車両で、空港の中で航空機に積み込むコンテナを運びます。

「グランドハンドリング」と呼ばれる地上での業務の人手不足に対応しようと専用車両として開発されました。

試験走行では、6台の荷台をおよそ25メートルの長さで連結させ、あらかじめ指定された区域を無人で走行していました。

1台当たり2人程度があたっている業務の省力化につながるということで、来年中に全日空が国内の空港で初めての導入を計画しています。

全日空のグランドハンドリング企画部の森真希子さんは「この業務は、働き方が半世紀近く変わっておらず、慢性的な人手不足となっていた。自動運転の導入によって空港のオペレーションをより少ない人数で行えるようにしたい」と話していました。