福井の恐竜列車1周年でセレモニー 着ぐるみの住民らが見送り

福井県内を走る観光列車、「恐竜列車」の運行が始まって15日で1年になるのに合わせ、福井駅でセレモニーが行われました。

「恐竜列車」は、えちぜん鉄道の福井駅から県立恐竜博物館の最寄りの勝山駅に向かう、1日1往復の観光列車で、車両に恐竜のイラストが描かれ、車内に恐竜の置物などが飾られているのが特徴です。

15日は、運行が始まって1年になるのに合わせてセレモニーが行われ、ホームには恐竜の着ぐるみをきた住民グループが列車の見送りに駆けつけました。

千葉県の30代の男性は「子どもが恐竜が大好きなので、車内の様子が楽しみです」と話していました。

このあと、事前に予約した人たちが、鉄道会社の社員から恐竜列車の写真が印刷された記念のはがきなどを受け取ったあと、次々と列車に乗り込んでいきました。

えちぜん鉄道によりますと「恐竜列車」は勝山駅に向かう往路の乗車率が今月7日までの平均でおよそ93%と、この1年は好調に推移しているということです。

えちぜん鉄道営業開発部の猪部光留さんは「今回無事に1周年を迎えることができました。福井を観光で訪れる人が、この列車をきっかけに、恐竜や福井を好きになってもらえたらうれしいです」と話していました。