ジャニーズ問題「当事者の会」元代表へ脅迫など疑いで書類送検

ジャニー喜多川氏による性加害問題で、元所属タレントでつくる「当事者の会」の元代表に対しSNSで「死ね」などと投稿したとして、神奈川県警は11日までに女性の投稿者を脅迫と侮辱の疑いで書類送検しました。

ジャニー喜多川氏による性被害を訴える元所属タレントでつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」をめぐっては、去年6月の結成以降、会やメンバーに対するSNSなどでのひぼう中傷が相次ぎ、当事者の会の元代表の平本淳也さんが去年告訴状を神奈川県警に提出していました。

捜査関係者などによりますと、アカウントの捜査を進めた結果、旧ツイッターのXで平本さんに「死ね」などと投稿していた女性を特定したということです。

このため、警察は投稿者を脅迫と侮辱の疑いで11日までに書類送検しました。

警察は認否を明らかにしていません。

平本淳也さん「犯罪だとしっかり認識を」

投稿者が書類送検されたことを受けて平本淳也さんは「ひぼう中傷は犯罪だということをしっかり認識してほしいと思います。一方的に被害を受けた人の傷は計り知れず、生死に関わる問題で、匿名だからと安易に考えないでほしいです。今回の動きが、ひぼう中傷の抑止となり、社会の認識を変えるきっかけになってほしいです」と話しています。