福岡 苅田町 岸壁接岸中の船で爆発 7人搬送 命に別状なし

11日午前、福岡県苅田町のセメント工場の岸壁に接岸していた船で爆発があり、7人が病院に搬送されました。警察によりますといずれも命に別状はないということで、警察が爆発の原因などを詳しく調べています。

11日午前9時40分ごろ、福岡県苅田町松原町のUBE三菱セメント九州工場で「岸壁に接岸中の船が爆発して負傷者がいる」と消防に通報がありました。

警察によりますと、爆発があったのは全長およそ60メートルの「第十英裕丸」で、船内や岸壁にいた男性7人がやけどをするなどして病院に搬送されました。

このうち3人は大けがをしているものの、いずれも命に別状はないということです。

警察によりますと、船の積み荷は土で保管場所のハッチを操作して開けようとしたところ、爆発音がして熱風が発生したということです。

火災は起きませんでした。

警察は関係者から話を聞くなどして、爆発の原因などを詳しく調べています。

けがをしたのは船所有の海運会社従業員か

爆発が起きたとみられる「第十英裕丸」は、東京 港区に本社を置く海運会社「御前崎海運」が所有しています。

会社によりますと、けがをしたのはこの会社の従業員とみられ、詳しい情報の収集を行っているということです。

UBE三菱セメントとは

会社のホームページなどによりますと、接岸中の船で爆発があった岸壁付近にあるUBE三菱セメントは建設資材などとして使うセメントを製造しているということです。

全国には8つの工場があり、福岡県苅田町には工場が2か所あるということです。

近くの会社に勤める女性「ドーンと大きな音がした」

現場近くの会社に勤める女性は「午前10時ごろに雷とは少し違ったドーンという低くて大きな音がしました。揺れなどは感じなかったです」と話していました。

近くの工場にいた男性「煙が3~4m上がっていた」

近くの工場で作業をしていた40代の男性は「船はハッチという積み荷のふたを開けている途中で、ガシャンガシャンと音がしていました。そしてドンという音が聞こえて振り返ったら、茶色や黒っぽい煙が3メートルから4メートルくらい上がっていました。何事かと思いました」と話していました。

近くの会社にいた男性「花火を間近で聞いたような爆発音」

現場近くの会社で作業をしていた50代の男性は「会社で作業をしていたら地響きと爆発音がしたので最初は何かわかりませんでした。大きな花火を間近で聞いたような爆発音でした。原因がわからないので怖いです」と話していました。

4人搬送の病院「顔にやけど 『熱風を浴びた』と聞いた」

福岡県苅田町の小波瀬病院では、爆発で搬送された人のうち男性4人を受け入れたということです。

病院によりますと、受け入れたのは10代が1人、20代が1人、40代が1人、50代が1人で、いずれも顔にやけどをするなどしていますが命に別状はないということです。

このうち20代の男性は足の骨を折るけがをしていて、入院して手当てを受けています。

ほかの3人は手当てを受けたあと、すでに病院を離れたということです。

この病院では爆発のあとの午前10時ごろに消防からドクターカーの要請があり、現場で医師や看護師が処置にあたったということです。

小波瀬病院の九十九俊充看護師長は「現場に駆けつけた時は患者は落ち着いた状態ではあったが、顔にやけどをしていた。『熱風を浴びた』と聞いたが詳しい状況はわからない」と話していました。