ロシア不正輸出事件 税関に韓国向けの輸出とうその申告か

船舶用のエンジンや水上バイクなどをロシアに不正に輸出したとして大阪市の貿易会社の代表が逮捕された事件で、この会社が税関に韓国向けの輸出であると、うその申告をしていた疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。ウクライナへの軍事侵攻以降、会社からロシアへの輸出はいずれも韓国を経由して行われていたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

大阪 中央区にある貿易会社「アストレード」の代表取締役で、ロシア国籍のソワ・アンドレイ容疑者(38)は、去年1月、国の承認を受けずに
▽船舶用のエンジン1台と
▽水上バイク4台など
合わせておよそ4000万円分をロシアに不正に輸出したとして、外国為替法違反の疑いで10日、逮捕されました。

船舶用のエンジンや水上バイクなどは、ウクライナへの軍事侵攻が始まったおととし以降、経済制裁の一環としてロシアへの輸出が禁止されています。

会社は大阪 住之江区の港から貨物船で輸出していたということで、その際、税関に“韓国の企業向けの輸出である”と、うその申告をしていた疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。

貨物船は大阪の港を出た後、韓国のプサン(釜山)に到着しましたが、積み荷は降ろされず、そのままウラジオストクの港に向かっていたということです。

警察によりますと、会社はウクライナへの軍事侵攻以降、ロシアにおよそ40回にわたって製品を輸出していて、いずれも韓国を経由していたということで、警察はロシア向けであることを隠そうとした疑いがあるとみて詳しいいきさつを調べています。

代表は調べに対し、認否を留保しているということです。