海自の護衛艦 一時 中国領海を航行 防衛省がいきさつを調査

7月上旬、海上自衛隊の護衛艦が一時、中国の領海内を航行し、防衛省がいきさつを調べています。

関係者によりますと、7月4日の午前、中国東部 浙江省の沖合を航行していた海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が一時、中国の領海内に入ったということです。

「すずつき」は当時、中国軍の訓練の監視任務に当たっていて、中国側から退去勧告を受け領海の外に出たということです。

各国の艦艇は、沿岸国の秩序や安全を害さなければ領海を通過できる「無害通航権」が国際法で認められています。

鹿児島県沖や沖縄県の尖閣諸島の沖合では、中国の艦船が日本の領海内を繰り返し航行していますが、海上自衛隊の護衛艦が中国の領海内を航行するのは異例で、防衛省が当時のいきさつを調べています。

中国外務省 林剣報道官「厳正な抗議を行った」

中国外務省の林剣報道官は11日の会見で「日本の艦艇の違法かつ不適切な行動について厳正な抗議を行った。日本側は技術的なミスだったと説明した」と述べました。

そのうえで「日本側に対し徹底的な調査を行い、同様の事態を繰り返さないことを約束するよう求める」と述べました。