熱中症疑い 都内 22~93歳の53人が救急搬送(10日 15:00)

東京消防庁によりますと、10日、都内では午後3時までに、22歳から93歳までの合わせて53人が熱中症の疑いで救急搬送されました。

このうち国分寺市では80代の男性が自宅で倒れているのを家族が見つけ、救急搬送されましたが、重篤な状態だということです。

また、50代から70代の2人が重症、20代から90代の25人が中等症、20代から90代の25人が軽症です。

東京消防庁は、のどが渇く前にこまめに水分を補給するほか、室内で適切に冷房や扇風機を利用するなどして、対策を徹底するよう注意を呼びかけています。

千葉 船橋 公園でイベントに参加 中学生8人が搬送

10日午前、千葉県船橋市の公園で、イベントに参加していた市内の中学生8人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。いずれも命に別状はなく、回復傾向にあるということです。

消防などによりますと、10日午前11時ごろ、船橋市の「ふなばしアンデルセン公園」で市内の中学校の複数の生徒に熱中症の疑いがあると通報がありました。

公園では市の教育委員会が主催したイベントが開かれていて、参加していた中学生8人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。

教育委員会や千葉県によりますといずれも命に別状はなく、回復傾向にあり入院の予定はないということです。

今回のイベントでは、市の友好都市である中国 西安の子どもたちが招かれていて、市内の中学校の吹奏楽部の生徒およそ60人が屋外の屋根のあるスペースで吹奏楽の演奏を行っていたということです。

千葉県内では10日は熱中症警戒アラートが出されていて、船橋市の最高気温は正午までに35度を観測し、猛暑日となっています。

専門家「規則正しい生活を」

熱中症対策に詳しい帝京大学医学部附属病院高度救命救急センターの三宅康史センター長は「暑さへの耐性は日頃の活動状況やその日の体調によって個人差があり、本人、保護者、学校がそれぞれ気にかけることが大切だ。学校は保護者からの情報も参考に子どもたちの体調を把握し、暑い中の集団活動においては一人一人に目が行き届くよう複数人で見守ることが望ましい」と指摘しています。

そのうえで「熱中症を防ぐためには、睡眠や朝食をしっかりとるなどそれぞれの家庭で規則正しい生活を心がけるとともに、学校などでは休憩や水分補給の時間を頻繁にとり、体調がすぐれない子どもには無理な活動をさせないといった対応をとる必要がある」と話していました。