中国 6月の消費者物価指数 5か月連続プラスも上昇率は鈍化

中国の先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.2%上昇し、5か月連続でプラスとなりました。ただ、上昇率は前の月から鈍化していてデフレへの懸念は依然としてくすぶっています。

中国の国家統計局が10日発表した先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.2%上昇しました。

中国の消費者物価指数がプラスとなるのは5か月連続で、旅行需要の高まりで、関連するサービスなどが値上がりしたことや、ガソリン価格が上昇したことなどが主な要因です。

その一方、上昇率は前の月の0.3%から鈍化していて、消費者の間で節約志向が強まる中、自動車やスマートフォンなどの値下がりが続いているほか、住宅販売の低迷で家具や家電製品の価格も下落しました。

合わせて発表された、企業が製品を出荷する際の値動きを示す先月の生産者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.8%の下落と、1年9か月連続のマイナスとなりました。

デフレへの懸念が依然としてくすぶる中、中国共産党は、今月15日から長期的な経済政策運営の方針を決める重要会議「三中全会」を開く予定で、不動産不況や内需停滞といった課題に対し、どこまで踏み込んだ対策を打ち出せるかが注目されます。