昨年度大幅赤字のきらやか銀行 頭取交代へ

国の実質的な管理下で経営再建を進めている宮城と山形が地盤の金融グループ「じもとホールディングス」は、昨年度、大幅な赤字に陥った傘下の「きらやか銀行」の頭取を交代させる人事を発表しました。経営責任を取った形で、後任の頭取には52歳の取締役が昇格します。

じもとホールディングスは9日、傘下で山形市に本店を置く「きらやか銀行」の川越浩司頭取(60)が昨年度の大幅な赤字決算の責任をとってことし9月をめどに辞任し、後任として西塚英樹 取締役が昇格する人事を発表しました。

西塚氏は52歳。経営企画部長などを経て6月から取締役を務めていて、今回、トップの大幅な若返りを図り、業績悪化の原因と指摘される銀行の審査体制の抜本的な見直しを進める狙いがあるとみられます。

西塚氏は記者会見で「再建には時間がかかると覚悟している。信頼回復が何よりも最優先でお客様のもとに愚直に訪問して話を聞くことを徹底していきたい」と述べました。

じもとホールディングスはことし9月の期限までの返済が難しくなっている公的資金200億円の返済期限の延長などについて国と協議していて今後は西塚氏を中心に経営再建策を検討していくことになります。