ロシアとインドが首脳会談 幅広い分野の協力強化で一致

ロシアのプーチン大統領は9日、首都モスクワでインドのモディ首相と首脳会談を行い、ウクライナ侵攻をめぐって欧米との対立が激しくなる中、グローバル・サウスの代表格であるインドとの協力関係をアピールしました。

ロシアのプーチン大統領は9日、ウクライナ侵攻後、初めてロシアを訪問したインドのモディ首相とクレムリンで会談し、経済や防衛、教育などの幅広い分野で協力を強化していくことで一致しました。

ウクライナ情勢についても話し合われ、会談の冒頭、プーチン大統領は「ウクライナ危機を解決する方法を見出そうとしていることに感謝している」と述べました。

これに対し、モディ首相は「罪のない子どもの命が失われていることに心を痛めている。平和が不可欠で戦場には解決策はない」と述べ、懸念を伝えましたが、ロシアに対する直接的な批判は避けました。

また、会談で両首脳は、ウクライナ情勢の平和的な解決は外交ルートを通じ、ロシアとウクライナ双方が参加した形で行われなければならないと強調しました。

プーチン大統領としては、ウクライナ侵攻をめぐって欧米との対立が激しくなる中、グローバル・サウスの代表格であるインドとの協力関係をアピールすることで、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議を前に欧米をけん制した形です。