アフガニスタン女子選手がパリ五輪へ決意“夢と願いの代表に”

アフガニスタンを統治するイスラム主義勢力タリバンが今月開幕するパリオリンピックに出場する女子選手3人を自国の代表として認めない方針を示していることに対し、選手の1人、陸上女子のキミア・ユースフィ選手は「アフガニスタンの女性たちの奪われた夢と願いを代表したい」と大会に向け決意を示しました。

IOC=国際オリンピック委員会は今月26日に開幕するパリオリンピックにアフガニスタンの選手男女6人を招待していますが、国内で実権を握るイスラム主義勢力タリバンは女子選手3人について、自国の選手として認めない方針を示しています。

これに対し、3年前の東京オリンピックでアフガニスタンの選手団の旗手を務めた陸上女子100メートルのキミア・ユースフィ選手は9日、支援を受けているオーストラリアのオリンピック委員会を通じて声明を発表しました。

ユースフィ選手は声明の中で、「アフガニスタンの少女や女性たちは最も重要な教育を含む基本的な人権を剥奪され、公園に入ることも許されない。彼女たちの奪われた夢と願いを代表したい」とパリオリンピックに向け決意を示しました。

アフガニスタンではタリバンが実権を握って以降、女性の教育や就労の制限が強まり、女性が学校に通えるのは小学校までとなるなど差別的な対応が国際的な問題となっています。