京極夏彦さん書き下ろし 新作歌舞伎 8月から東京 歌舞伎座で

ホラーやミステリー作品で人気の小説家、京極夏彦さんが書き下ろした新作歌舞伎が8月、東京の歌舞伎座で上演されることになり、京極さんと主演の松本幸四郎さんが会見で思いを語りました。

上演されるのは京極夏彦さんが歌舞伎のために初めて脚本を書き下ろした「狐花」で、9日は京極さんと主演の松本幸四郎さんが会見を開きました。

「狐花」は、京極さんの人気小説「百鬼夜行」シリーズに登場する中禅寺秋彦の曽祖父の時代を舞台に美しい青年の幽霊の騒動をめぐるミステリー仕立ての物語です。

京極さんは「私が新作を書く意味を考えたときに、これまでの仕事を多少なりとも作品に反映させた方がより受け入れてもらえるのではないかと考えた」と語り、「小説と違い、幸四郎さんたちに演じてもらい初めて完成する作品で楽しみです。せりふの量が多いので申し訳ないと思っています」と笑いを誘っていました。

主人公を演じる幸四郎さんは「京極さんの作品を歌舞伎でできるとは、夢の夢の夢と思っていたので実現に興奮しています」と話し、「“京極歌舞伎”というこの世に存在しなかった、新たに誕生する歌舞伎を作りたい」と抱負を述べました。

最後に京極さんは歌舞伎について「伝統芸能は守りに入ったらおしまいだ。歌舞伎はその時代の空気や見ている人の気持ちをくんで変わっていく芸能なのでもっと楽しんでほしい」と話しました。

京極さんの新作歌舞伎は東京 歌舞伎座で8月4日に初日を迎えます。