北朝鮮 キム総書記 祖父追悼の大会に出席 世襲の正統性強調か

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記は、祖父の死去から30年となった8日、追悼の大会に出席しました。権力の世襲の正統性を強調するねらいもあると指摘されています。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、建国の父とされるキム・イルソン(金日成)主席の死去から30年となった8日、首都ピョンヤンのキム・イルソン広場で追悼の大会が開かれたと伝えました。

大会には、黒のスーツ姿のキム・ジョンウン総書記が出席し、演説した朝鮮労働党の幹部は「指導者の思想が最も純潔かつ完璧に継承されるのはほかの国で見られないわが国特有の伝統だ」と述べ、3代にわたる権力の世襲を誇示しました。

北朝鮮では、先月、キム総書記1人だけをあしらった「肖像記章」と呼ばれるバッジが初めて公開されキム総書記の10年以上に及ぶ統治への自信の表れだとの見方が出ていました。

韓国メディアはキム総書記が、みずからの偶像化に拍車をかけるなか、祖父の追悼行事の規模を縮小する可能性もあるとの見方があったものの、慣例どおり大会が開かれたと伝えました。

専門家からは権力の世襲の正統性を強調し、みずからの権威を高めるねらいもあるとの指摘が出ています。