全国高校野球 地方大会 単独チーム初出場の特別支援学校が敗退

夏の甲子園を目指す全国高校野球の地方大会に、特別支援学校の単独チームとして初めて出場した「都立青鳥特別支援学校」は、7日、西東京大会の初戦を迎え、66対0で敗れました。試合後、久保田浩司 監督は「障害のあるなしに関係なく最後まで野球ができたことで、硬式野球をしたいと思っている障害がある子どもたちに勇気を与えられたならうれしい」と話していました。

都立青鳥特別支援学校は全国の特別支援学校として史上初めて全国高校野球の地方大会に単独チームで出場することになり、7日、西東京大会の2回戦で都立東村山西高校と対戦しました。

守備では目の前に来たボールを確実にアウトにすることと、攻撃では一塁まで全力疾走することを繰り返してきた青鳥特別支援学校は、試合開始直後の1回表、先頭打者から3連打を浴びます。

しかし、相手の4番が高く打ち上げたフライを、レフトの選手がキャッチして課題だったフライの処理を成功させると、チームに笑顔と勢いが出ました。

するとその裏、1年生で1番の岩本大志選手がチーム初安打となるヒットを放ちますが、後続が抑えられ、得点はできませんでした。

その後、なかなかヒットを打つことができず、逆に失点が重なっていきますが、選手全員が声を掛け合って盛り上げ、一つずつアウトをとっていきました。

5回には、「試合でヒットを打つことが目標」と練習に励んできたキャプテンの白子悠樹選手が代打で出場し、フルカウントまで粘ったものの三振し、試合は5回コールド66対0で敗れました。

白子選手は試合後、時折涙を見せながら、「スタメンで出られなかったことは悔しかったけど、代打で出られてうれしかったです。仲間と2年間野球ができて楽しかったです」と話していました。

チームを率いた久保田浩司 監督は「点差は開きましたが、選手は最後まで一生懸命戦ってくれました。障害のあるなしに関係なく最後まで野球ができたことが、全国で、硬式野球をしたいと思っている障害がある子どもたちに勇気を与えられたならうれしい。これからもチャレンジしていきます」と話していました。