都知事選 3位の蓮舫氏の敗因分析へ 立民 大串選対委員長

東京都知事選挙で、党が支援した蓮舫氏が3位となったことを受けて、立憲民主党の大串選挙対策委員長は、次の衆議院選挙に向け、敗因に加え、無党派層に支持が広がらなかった要因を分析する考えを示しました。

7日に投票が行われた東京都知事選挙で、現職の小池百合子氏が当選し、立憲民主党が共産党とともに支援した蓮舫氏は、政党の支援を受けなかった石丸伸二氏にも敗れ、3位となりました。

立憲民主党の大串選挙対策委員長は8日朝、東京都内で記者団に対し「大変残念な結果になった。次に行われる大きな選挙は衆議院選挙になるので、今回の敗因や無党派層へのアピールが弱かった要因について、党本部でも分析や検証をしたい」と述べました。

また、合わせて行われた都議会議員の補欠選挙について「党として3人の新人候補を擁立し、そのうち1人が当選できた。自民党はもともとの5議席から2議席に減らし、『裏金問題』への有権者の不信や不満が大きい」と指摘しました。

一方、都知事選挙で同一の選挙ポスターが複数、掲示板に貼られたことなどを受けた今後の対応について「有権者に残念な思いを抱かせるようなことはあってはならない。一方で、選挙の自由とのバランスの中でどういう法改正や制度の変更が必要なのか慎重に議論したい」と述べました。