大谷翔平 28号ソロホームラン 大リーグ通算200号まであと1本

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がブルワーズ戦で今シーズン28号のソロホームランを打って、大リーグ通算200号まであと1本としました。

現地時間の5日、30歳の誕生日を迎えた大谷選手は6日、1番・指名打者で先発出場しました。

1点をリードされた1回は、ボール球を見極めてフォアボールで塁に出たあと、続く2番のスミス選手がツーランホームランを打って3対1と逆転しました。

2回の第2打席はツーアウトランナーなしの場面でデッドボールを受けて塁に出たあと、二塁へ今シーズン18個目の盗塁を決めました。

4回の第3打席はフォアボール。

6回の第4打席はツーアウトランナーなしの場面でインコースのボールを引っ張って右中間へ鋭い打球を飛ばしたもののあとひと伸び足りず、フェンス直撃の当たりとなって一気に三塁まで狙いました。

大谷選手はこれが今シーズン3本目のスリベースで、30歳を迎えて初のヒットとなりました。

8回はドジャースが1点を勝ち越し、4対3となった直後の第5打席、インコース低めのカットボールをとらえて右中間スタンドへ運び、4試合ぶりとなる今シーズン28号のソロホームランを打ちました。

大谷選手は大リーグ7年目でこれが通算199本目のホームランとなり、200号まであと1本としました。

トップに立っているナショナルリーグのホームランランキングは、2位の選手との差が5本となりました。

試合はそのままドジャースが5対3で勝って、2連勝としました。

大谷選手は2打数2安打1打点、フォアボールが2つ、デッドボールが1つでこの試合すべての打席で出塁し打率は3割1分6厘まで上がりました。

ロバーツ監督 大谷の修正能力の高さに信頼

大谷選手の30歳となって1本目、そして大リーグ通算199号となったホームランは、インコース低めのカットボールを捉えたライナー性の当たりでした。

大谷選手は7月に入ってから前の試合までの4試合はボール球の変化球に手が出る場面が目立つようになり、4日の第2打席からは大リーグで自己ワーストとなる6打席連続三振を喫しました。

この試合はフォアボールを2つ選ぶなどボールを見極められていた様子で、ロバーツ監督は試合後、「翔平はリセットしてくれると信じていたし、疑いの余地もなかった」と大谷選手の修正能力の高さに信頼を寄せていました。

そして、「翔平と対戦するピッチャーはみんなベストを尽くすが、彼はストライクゾーンをシンプルに保つことさえできれば本来の能力が発揮できる」と太鼓判を押していました。