都知事選【当落の声】小池百合子氏 石丸伸二氏 蓮舫氏

7日に投票が行われた東京都知事選挙について、小池氏、石丸伸二氏、蓮舫氏のそれぞれの選挙事務所での当落の声です。

小池百合子 氏

小池氏は「このたび都民の皆さんの力強いご支持をいただき、3期目の都政のかじ取りをお任せいただいた。熱い思いを届けていただいたことでますます重責を痛感するところだ。2期8年にわたりさまざまな政策を達成してきた。改めて都民の皆さんからもっと改革を進め、もっと生活を支えてくれという思いをいただいた」と述べました。

また「いま日本やこの東京にはさまざまな課題がある。物価高、円安も伴って厳しい状況だ。全体としての少子化対策、産業も大きく変わる中、DXをどう進めていくのか。世界と比べても女性活躍の環境は十分ではない。ますます東京大改革、バージョンアップをしていかなければならない」と述べました。

そのうえで「都民の命と暮らしを守る、さまざまな災害から都民を守る首都防衛。1分1秒も許される時間はなく、どうやって1400万人の都民の命と暮らしを守っていくか、皆さんからの力を得てスピードアップ、バージョンアップしていく。3度目をお預かりするにあたり全身全霊で対応していきたい」などと述べました。

石丸伸二 氏

広島県安芸高田市の元市長の石丸氏は午後8時すぎ、東京・新宿区で支持者にあいさつし「今回、私のチームは本当に全力を尽くせたと思う。数え切れないほどの皆さんの力を頂戴することができた。その点において胸を張ってできることは全部やったと言い切れる。本当にありがとうございました」と述べました。

そして「結果においては都民の総意が表れた。それだけです。私から何も申し上げることはありません」と述べました。

また、記者から今後の政治活動について聞かれると「まだ決めていない」と述べました。その上で国政選挙への考えについて聞かれると、「選択肢としては当然考えます。たとえば広島1区。岸田首相の選挙区です」と述べました。

蓮舫 氏

元参議院議員の蓮舫氏は午後8時すぎ、東京・千代田区で支持者にあいさつし「多くの方に温かいことばと応援をいただき思いを心から訴えることができた」と述べました。

敗因について記者から質問されると「子どもや若者への支援がシニアの支援につながる循環型の東京を作りたいという思いは全力で訴えたつもりだが、結果として届かなかったのは私の力不足で申し訳ない」と述べました。

また今後の政治活動については「自分の中でピリオドを打てている気持ちではない」と述べた上で、次の衆議院選挙に立候補する考えがあるか記者から聞かれると「きょうは私の思いが届かなかった結果が出た日なので、それに対して私に何が足りないのかは少し考える時間をください」と述べました。