レッドソックス 吉田正尚 9回2アウトから同点ツーランHR

大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手が5日、ヤンキース戦に出場し、2点を追う9回2アウトから同点のツーランホームランを打ちチームは延長戦を制して連勝を5に伸ばしました。

吉田選手は相手の本拠地、ニューヨークで行われたヤンキースとの試合に7番・指名打者で出場しました。

2回の第1打席は空振り三振で、試合は途中雨でおよそ30分中断し、再開後の5回の第2打席はセンターフライで7回の第3打席もセンターフライに倒れました。

第4打席は1対3と2点追う9回、2アウト二塁で打順が回りフルカウントからファウルで2球粘ったあと低めの速球を捉えた当たりがライトスタンドに飛び込むツーランホームランとなってチームは土壇場で同点に追いつきました。

吉田選手のホームランは4月20日以来、今シーズン3本目で6月11日に左手親指の痛みによるけが人リストから復帰後、初めてです。

試合はこのまま延長に入りレッドソックスが10回、ツーランホームランで2点を勝ち越して5対3で勝ちました。

吉田選手はこの試合4打数でツーランホームランによる1安打2打点の活躍で打率は2割5分9厘です。

アメリカンリーグ東部地区3位のレッドソックスは同じ地区2位のヤンキースとの3連戦の初戦に勝って5連勝としました。

「つないでいこうと。しとめられてよかった」

吉田選手は2球で追い込まれた後、ファウルなどで粘って8球目を捉えたホームランを振り返り、「つないでいこうという気持ちでなんとかフルカウントまで持っていくことができた。甘かった7球目をしとめきれなかったので少しまずいなと思ったが、最後にしとめられてよかった」と満足げに話しました。

吉田選手はけがからの復帰後も相手の先発ピッチャーがサウスポーの試合は先発を外されるなど波に乗り切れない時期が続いています。

吉田選手は「いい場面で打てたこともあるが、最後に勝ってみんなと喜べてよかった。内容もふくめてもっといけると思ってやっているので、引き続きいい結果を残せるように準備したい」と気を引き締めていました。