都内で飲酒運転一斉取締り“電動キックボード飲酒事故目立つ”

警視庁による飲酒運転の取締りが都内各地で一斉に行われ、電動キックボードに乗っていた5人が酒気帯び運転の疑いで検挙されました。都内では飲酒運転による電動キックボードの交通事故が目立っていて、警視庁が警戒を強めてます。

警視庁による飲酒運転の一斉取締りは、5日夜から6日未明にかけて都内115か所で行われました。

取締りは乗用車のほか電動キックボードなども対象に行われ、このうち環状7号線と国道246号線が交わる世田谷区の上馬交差点では、警察官10人余りが出て、ドライバーを呼び止めてアルコールの検査をしていました。

警視庁によりますと、今回の取締りでは酒気帯び運転の疑いで12人が検挙され、このうち5人が電動キックボードの利用者だったということです。

都内ではことし1月から5月までに飲酒運転による人身事故が87件起きていて、このうち14件が電動キックボードによるものだったということです。

繁華街で酒を飲んだあと帰宅する際に乗るケースが多く、利用者を逮捕したケースもあったということです。

警視庁交通執行課は「電動キックボードも車両だという意識を持ってもらいたい。『飲んだら乗らない』を徹底してほしい」と呼びかけています。