【随時更新】イスラエル・パレスチナ 中東情勢(7月6日)

イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦をめぐる交渉でイスラエル首相府はイスラエルの情報機関のトップが5日、仲介国カタールでの交渉を終え、帰国したと発表しました。交渉は来週カタールで再開されるということですが、進展するかどうか依然として見通せない状況が続いています。

※中東情勢に関する日本時間7月6日の動きを随時更新してお伝えします。

イスラエル交渉団 カタールから帰国 停戦交渉進展は依然見通せず

イスラエルとハマスの間の停戦や人質解放に向けた交渉をめぐっては、イスラエル政府はこれまでに、ハマスから仲介国を通じて新たな回答を受け取ったと明らかにしていて、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、イスラエルの情報機関トップが5日、仲介国のカタールに到着後、ムハンマド首相と会談する予定だと報じていました。

こうしたなか、5日、イスラエル首相府は派遣していた交渉団がカタールでの交渉を終え、イスラエルに帰国し、来週、改めて交渉のためカタールに向かうと発表しました。

ただ、恒久的な停戦とイスラエル軍のガザ地区からの撤退を求めているハマスに対し、イスラエルはハマスの壊滅を一貫して掲げているだけに、交渉が進展するかは依然として見通せない状況です。

イスラエル軍の攻撃続く 死者は3万8011人に 地元保健当局

一方で、イスラエル軍は5日も、ガザ地区の北部や南部で攻撃を続けていて、地元の保健当局は、これまでの死者は3万8011人にのぼったと発表しました。

また、ヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区でもイスラエル軍の空爆によって、住民7人が死亡したと当局が発表し、住民の犠牲が増え続けています。