ハンドボール男子 五輪前に強化試合 司令塔復帰で快勝

36年ぶりに自力でオリンピックに出場するハンドボール男子の日本代表がフェロー諸島との強化試合の第2戦を行い、31対25で快勝して、1点差で敗れた初戦の雪辱を果たしました。

ハンドボール男子の日本代表は、オリンピックを前に本場ヨーロッパで力をつけているフェロー諸島との強化試合を行っていて、今月1日の第1戦では1点差で敗れ、3日の第2戦に臨みました。

日本は、ケガから復帰した司令塔の安平光佑選手が先発し、前半から安平選手の鋭いカットインからのゴールや、吉田守一選手との連係などで得点を重ね14対10とリードして試合を折り返しました。

後半は、ゴールキーパーの中村匠選手が再三の好セーブを見せるなど集中した守りで、フェロー諸島の追い上げを許さず攻守がかみ合った日本は、31対25で快勝し、第1戦の雪辱を果たしました。

チーム最多8得点を挙げた安平選手は、「久しぶりの日本での試合でとても楽しかった。課題のミスも少なくすることができたと思う。パリオリンピックでは体格の小さい日本でも勝てるというところを見せたい」と話していました。

ハンドボール男子の日本代表はこのあとドイツで事前合宿を行い、強化試合などを経てオリンピックの開幕に備えるということです。