“北朝鮮が弾道ミサイル発射”韓国軍合同参謀本部

韓国軍は、北朝鮮が1日朝早く、東に向けて弾道ミサイルを発射したと発表し、アメリカ軍とともに飛行距離などを詳しく調べています。北朝鮮は5日前にも弾道ミサイルを発射したばかりで「国防5か年計画」に従って核・ミサイル開発に一段と拍車をかけているとみられます。

韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が東に向けて弾道ミサイルを発射したと、1日午前5時10分ごろに発表しました。

韓国軍はアメリカ軍とともに飛行距離やミサイルの種類などを詳しく調べています。

北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、先月26日以来で、北朝鮮は複数の弾頭を積む多弾頭ミサイルの分離・誘導実験に成功したと27日に発表しました。

一方で韓国軍は、発射は失敗だったという見方を示し、北朝鮮が再び弾道ミサイルを発射する可能性があるとして警戒を続けていました。

また、29日まで実施された日米韓3か国の新たな共同訓練「フリーダム・エッジ」について北朝鮮外務省は30日、「挑発的な行為は致命的な結果を招く」などと強く反発していました。

北朝鮮は、朝鮮労働党の中央委員会総会の3日目の会議が30日に開かれ、ことしの事業を成功させるため、部門別の分科会などが行われたとけさ発表していて、党の重要会議の開催中も「国防5か年計画」に従って核・ミサイル開発に一段と拍車をかけているとみられます。

北朝鮮 “中央委員会総会3日目 部門別の分科会を開催”

北朝鮮は、朝鮮労働党の重要会議、中央委員会総会の3日目が30日に開かれ、ことしの事業を成功させるため、部門別の分科会などが行われたと、1日付けの党機関紙「労働新聞」を通じて発表しました。

決定書の草案やことし下半期の事業について議論が交わされたとしていて、会議は1日も続く見通しです。

キム・ジョンウン(金正恩)総書記は、29日の2日目の会議で重要演説を行い、ことし上半期の成果などを振り返った上で下半期の事業の課題を示したと伝えられていて、軍事や外交などをめぐってどのような言及があったのか注目されています。