石川 和倉温泉 護岸の復旧工事を国主導で再建支援へ

能登半島地震の発生から半年となる7月1日、岸田総理大臣は被災地を訪問します。地震の被害で大半の宿泊施設が休業を余儀なくされている観光名所の和倉温泉を視察し、再建に必要な護岸の復旧工事を国が主導していく方針を伝えることにしています。

岸田総理大臣は、1日午前、今回の地震で大きな被害を受けた石川県輪島市を訪れます。

被災地には、政府から省庁横断で150人規模の職員が常駐し、復旧・復興を支援する専門チームが1日から活動を始める予定で、岸田総理大臣は発足式に出席し、激励することにしています。

また、地震で被害を受けた七尾市の観光名所、和倉温泉を視察します。

和倉温泉は、海に面している宿泊施設が多く、大半が休業を余儀なくされています。

岸田総理大臣は被害状況を確認するとともに、なりわいの再建やにぎわいを取り戻すためには観光の復興も急ぐべきだとして、再建に必要な護岸の復旧工事を国が主導していく方針を伝えることにしています。

能登半島地震の対応をめぐり、政府は先週、インフラ復旧や仮設住宅の建設などのため、5回目となる予備費の支出を決めていて、財政面を含めて、今後も切れ目なく被災地を支えていきたいとしています。