富士山の山開きを前にふもとの神社で登山の安全願う神事 山梨

富士山の山梨県側で、7月1日山開きとなるのを前に、ふもとの富士吉田市の神社で登山の安全を願う神事などが行われました。

富士山のふもとの富士吉田市にある「北口本宮冨士浅間神社」には30日、富士山を信仰する人や地元の人などおよそ300人が集まり、登山の安全を願う神事が行われました。

続いて「茅の輪くぐり」が行われ、参加者が直径2メートルほどの輪を3回くぐって、身のけがれをはらい、無病息災などを祈りました。

そして、登山道の入り口にある鳥居で「お道開き」が行われ、鳥居に渡されたしめ縄を木槌でたたき切って、登山道が開かれたことをあらわしました。

富士山の山梨県側では、適切な登山者数の管理や安全対策のため、ことしから
▽登山者数の上限を1日当たり4000人とし
▽1人当たり2000円の通行料を徴収するといった新たな規制が始まります。

北口本宮冨士浅間神社の上文司厚宮司は「登山者には健全な登山を心がけてもらい、平穏無事で事故のない夏山シーズンとなってほしい」と話していました。

富士山の山梨県側の夏山シーズンは、7月1日から9月10日まで続きます。