パドレス 松井裕樹 1イニング無失点に抑え 11試合連続無失点

大リーグ、パドレスの松井裕樹投手は29日、吉田正尚選手が所属するレッドソックス戦に登板し吉田選手を打ち取るなど、1イニングを無失点に抑えました。

松井投手はボストンで行われたレッドソックス戦で10対1とリードした7回から2人目として2試合連続で登板しました。

この回の先頭バッターの吉田選手とメジャー初対決が実現し、高めのストレートでファーストゴロに打ち取りました。

空振り三振でツーアウトにしたあと一塁線を破るツーベースヒットを打たれましたが、続くバッターから見逃し三振を奪いました。

松井投手は1イニングを投げて打たれたヒット1本、三振2つで無失点に抑え、11試合連続無失点で大リーグでの自己最長記録を更新し、防御率は3.50になりました。

一方、レッドソックスの吉田選手は、5番・指名打者で出場しました。

2回の第1打席はレフトフライ。

4回の第2打席はセンターフライ。

7回の松井投手との対戦はファーストゴロで9回の守備から交代しました。

この試合3打数ノーヒットで4試合ぶりにヒットが出ず、打率は2割3分8厘に下がりました。

試合はパドレスが11対1で勝って5連勝、レッドソックスは3連敗となりました。

松井 “吉田との対戦 力が入った”

松井投手は吉田選手との大リーグ移籍後初の対戦を振り返り「初球は力が入った。本当にいいバッターなのでいやだったが、結果としてアウトに取れたのでよかった」とした上で「プロ野球の時は対戦していてボール球を振るイメージがなかったが、振ってくれたのはいいボールが投げられていたということだと思う」と話していました。

また、登板した11試合連続で無失点と結果を残していることについては「毎試合、失点ゼロで帰ってくるというのを続けていかないと、いいところで投げさせてもらえないので、なんとか少しずついい場面に食い込んでいけるように頑張りたい」と気を引き締めていました。

一方、吉田選手は松井投手について「すばらしいピッチャーだし、実際に対戦してみて成績通りのピッチャーだと思った。プロ野球でしっかり実績を積んでいるので、大リーグでも普通にやれば活躍できるピッチャーだと思う」と話していました。