北日本 7月1日にかけて 西・東日本 2日にかけて大雨のおそれ

前線や低気圧の影響で、東北などで雨が強まっています。北日本では1日にかけて、西日本と東日本では2日にかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、日本海から北日本付近にのびる前線や前線上の低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり局地的に雨雲が発達しています。

午後8時までの1時間には、
▽国土交通省が秋田市に設置した雨量計で37ミリ、
▽福岡県がうきは市に設置した雨量計で31ミリの激しい雨を観測しました。

このあと、低気圧は北日本を通過し、2日にかけて前線が西日本から東日本に停滞する見込みです。

このため
▽北日本では1日にかけて、
▽西日本と東日本では2日にかけて
局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。

1日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽九州北部で250ミリ、
▽東海と近畿で200ミリ、
▽東北で180ミリ、
▽北海道と北陸、中国地方、四国で150ミリと予想されています。

また、2日夕方までの24時間には
▽中国地方で150ミリ、
▽九州北部で120ミリ、
▽近畿で100ミリ、
▽北陸と四国で80ミリの雨が降る見込みです。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意し、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物に移動するなど安全を確保するよう呼びかけています。

最新の気象情報に注意し、今夜は安全な場所で過ごすようにしてください。

大雨で在来線などに影響

JR東日本によりますと、大雨の影響で秋田県内では
▽奥羽本線で一部の列車に区間運休が出ているほか
▽五能線も、一部の列車が運休や区間運休となっています。

また、1日も
▽秋田新幹線の秋田駅と大曲駅の間と
▽奥羽本線と羽越本線の一部の区間で、始発から昼ごろまで運休や遅れの可能性があるとしています。

JR東日本は、最新の運行情報を確認するよう呼びかけています。