スポーツクライミング 男子ボルダーW杯 日本勢が表彰台を独占

スポーツクライミング、ボルダーのワールドカップ第3戦がオーストリアで行われ、天笠颯太選手が初優勝を果たし、2位には楢崎明智選手、3位にはパリオリンピックの代表に内定している安楽宙斗選手が入り、日本勢が表彰台を独占しました。

スポーツクライミングのボルダーは「課題」と呼ばれる4つのコースを、制限時間内にいくつ登ったかを競う種目で、パリオリンピックでは「ボルダー&リード」の一つとして実施されます。

今シーズンのボルダーのワールドカップ第3戦は、オーストリアのインスブルックで28日、男子の決勝が行われました。

日本勢は4人が決勝に進み、このうち天笠選手は、最後の4つ目の課題をダイナミックな動きで攻略するなど、3つの課題を完登しワールドカップ初優勝を果たしました。

また、楢崎明智選手が2戦連続で2位に入ったほか、パリオリンピック代表に内定している17歳の安楽選手も2つの課題を完登して3位に入り、日本勢が表彰台を独占しました。

安楽選手はワールドカップで3戦続けての表彰台となり、パリオリンピックに向けて好調をキープしています。

また、決勝に進んだ通谷律選手が6位となり、パリオリンピックの代表に内定している楢崎智亜選手は準決勝敗退でした。

一方、女子は、ボルダーの日本一を決めることしのジャパンカップで優勝した中村真緒選手が日本勢トップの4位に入り、パリオリンピック代表に内定している森秋彩選手は準決勝で敗退しました。