パリ五輪・パラ ボランティアにユニフォーム配付進む

この夏のパリオリンピック・パラリンピックで、大会運営を支えるボランティアへのユニフォームの配付がパリ市内で進められ、開幕に向けた機運が次第に高まってきています。

パリオリンピック・パラリンピックでは大会期間中、およそ4万5000人のボランティアが、競技会場での観客の案内やボール拾いなどの競技進行の手伝い、それにドーピング検査のサポートといったさまざまな活動を行って大会運営を支えます。

パリ市内にある大学に設けられた施設では、ボランティアへのユニフォームの配付が進められていて、28日も多くの参加者が訪れ、試着をしてサイズを確認したあと、シャツや帽子などが一式になったバッグを受け取っていました。

ボランティアのユニフォームはフランス語で「マリニエール」、マリンルックをモチーフに、青緑色に黒色のストライプの模様が施され、環境に配慮してリサイクルされたポリエステル素材が使用されているということです。

マラソンなどのボランティアに参加する女性は、「ユニフォームは着心地がいい。ボランティアとしてオリンピックに参加できてうれしい。あっという間に大会が来ると思うが、一生に一度の出来事だし、すばらしい経験になると思う」と話していました。

また、ドライバーのボランティアとして参加する男性は「いよいよという気持ちで、スポーツが大好きだからとてもうれしい。世界中から集まる人々にとってすばらしいお祭りになるよう、多くの人に喜んでもらえるよう活動したい」と話していました。